釣り超初心者の釣り奇行

海釣りで千葉県を中心に活動中

初心者でも簡単に釣れる九十九里の釣り堀

いつもお世話になっている、千葉県の九十九里海岸にある海釣りセンターです。

海釣りセンターという名称ですが海上ではないので

海上釣り堀ではありません。

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上空から見た画像です。<google map>

砂浜に作られた釣り堀なので

波が高い日や少々風が強くても普通に営業しています。

またこの釣り堀は少し屋根のある場所もあるので、

雨の日でも釣りを楽しむことができます。

料金は安くなくても、
それに見合うものが釣れる

以下は私の勝手な釣り堀のイメージです。

 

・魚がすれていて、魚が見えていてもなかなか釣れない

*すれている:魚が餌や仕掛けになれてしまい、餌に食いつきにくい状態

・魚の数自体が多くない

・魚のサイズが小さい

 

といったイメージです。

またこの釣り堀センターは料金が以下のように決して安くはありません。

 

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ですので私のような釣り初心者は

あまり釣れなかったらお金がもったいないと躊躇してしまいます。

が、結論から言ってしまうと非常にオススメです。

船釣りにこだわりがなければ、ヘマさえしなければこの釣り堀の方が

よっぽど多くの鯛が釣れます。

以下はこの釣り堀に行った後の、この釣り堀のイメージです。

 

・魚がスレていない。毎日のように新しい魚が補充されている

・魚の数が少なくない。慣れた人だったら4時間で20枚近く釣れる

・サイズは時期によって前後するが、いつも小さいとはかぎらない

 

こんな釣り堀と出会ったのは、かれこれ5年くらい前になります。

 

初心者は有料の仕掛けを利用すべし

この釣り堀センターは自分の竿やリールを持ち込むことができます。

仕掛けも同様です。持ち込めないのは餌のみ。

*竿は一人1本のみ、仕掛けは1本針のみ、ルアーや擬似餌は全て禁止

例えば竿とリールだけ持ち込んで、仕掛けを用意してもらうと500円。

竿やリールがなくても1,100円で仕掛け付き。

鯛なのでそんなに立派な竿やリールはいりません。

釣具屋で売っているリール付き3,000円〜4,000円くらいの

チョイ投げセットでも断言はできませんがまず問題ありません。

実際そのような釣りセットで釣り上げている方を何度も見たことがあります。

↓アマゾンだとこんな商品です。

*最近は僅かですが大物青物もいるのでカンパチ等がかかると引きが強いのでキツイです。

かなり安価ですが、

もし予算が1万円くらいあれば、これにします。

 リールはシマノ

私も現在も使っているリールです。

 

この釣り堀に私が最初に訪れたときは

たしか竿とリールを持ち込んで、

仕掛けだけ用意してもらいました。

結果それで30cmくらいの鯛が10枚も釣れなかったと思いますが

一度の釣りでそんなに多くの魚を釣った経験がなかったので

十分に楽しめた記憶があります。

 

鯛というと引きが強いイメージをもっている人がいるかもしれません。

しかしこの釣堀の鯛は25cm~35cmクラス

そんなに引きは強くないので、しょぼい釣竿とリールでも大丈夫です

ただし鯛は歯が鋭いので道糸は太めがお勧めです

 

お店の仕掛けは比較的シンプルな仕掛けなので、

これだったら自分でも作れると思い

その後自分で仕掛けを用意した事がありました。

その後挑戦した結果、なんと坊主!!!!

*坊主:一匹も釣れないこと

周りは多分全員が釣れているのに私だけ坊主です。

原因は未だにわかりませんが、

私の仕掛けに何かしら不備があったのは間違いありません。

本当はそんな時はすぐに店の人に仕掛けを見せて確認してもらったら

良かったと今でも悔やんでいます。

 

仕掛けは公式サイトにも掲載されていますが、

釣り初心者でも自分で仕掛けも用意したい場合は、

釣り開始前に店のスタッフに見せて問題ないか確認してもらった方が無難です。

確認してもらう時は特にウキの位置を確認してもらってください。

ウキの位置で餌のくる位置が決まります。

浮の位置が上すぎると餌が海底に着底してしまい、

魚にあまり気づいてもらえなくなります。(釣れないことはありません)

また浮が下すぎると逆に餌がその分海底から離れてしまい、

鯛のいるタナ(層)でアピールができません。

 

重要なのはタナ(魚のいる層)

もうお気付きだと思いますが重要なのはタナ(魚んいる層)です。

この釣り堀の水深は3.1mです。

そしてこの釣り堀に存在する魚は推定80%以上が鯛です。

鯛は海底にいる魚でこの釣り堀でも底の方にいます。

なので水深3m程度に餌がくるようにするのが基本です。

逆に言えば、タナが合っていて仕掛けに不備さえなければ

黙っていても釣れます。

 

また鯛の視界は主に自分より上だそうです。

なので落ちてくる餌には非常に敏感です。

もし餌が落ちる時に鯛に気づいてもらえず、

鯛より下に餌がいってしまうと

餌に気づく可能性は低くなってしまうようです。

ですのでアタリが全くなければ、少しリールを巻いて

また餌を落下させて誘うのも良いかもしれません。

 

釣れている人を観察すべし

たまに4時間も経っていないのに20枚程度釣り上げてしまって

早く上がる人がいます。いわゆる爆釣です。

いくら釣り堀でも4時間で20枚上げる人はそう多くはありません。

場所も重要ですが、私が見てきたかぎり

釣れる人は多少場所が違っても釣り上げています。

 

そんな人ともし出会えたらラッキーだと思います。

仕掛けや釣り方をよく観察してください。

高確率で新たな気づきがあるはずです。

私はこの釣り堀にかぎらず、

釣りの先人たちから教わり

目からウロコのような気づきが多くありました。

 

またこの釣り堀の達人クラスは、ウキなしの仕掛けが多いようです。

ウキがあるとアタリは一目瞭然なのですが、

定期的にウキの位置が合っているかの確認は少し手間です。

もし大きくずれていたらそれに気づくまで釣果が落ちるのは避けられません。

 

ウキなしの場合、常に糸をある程度張った状態にして

糸や竿先の動き、ロッド自体でアタリを判断する必要があります。

慣れるまでは、

これはアタリなのか?判断がつかないこともあると思いますが

海底に餌を着底させたり上下にロッドを動かして誘ってみたり

タナを瞬時に変化させたりと、ウキ付きより

自由度が高い釣り方になります。

後者の方が釣り方としては難しくなります。

 

ウキ無しで釣る場合、錘が着底したらロッドを上げるかリールを巻いて

針を海底から浮くようにします(以下図参照)。

 

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この図は店の仕掛けでウキを外した場合です。

左図が仕掛けを投入して錘が着底した場合です。

錘から針までの長さ(赤線)が20cmだとします。

その場合は30cm程度竿を上げるかリールを巻けば、

右図のように十分に針が底から浮くはずです。


もしそれでアタリがなければさらに少し巻くとよいと思います。

この釣堀で多くの鯛は海底から50cm以下にいるはずなので、

それ以上うえには上げる必要はありません。

タナが合っていて釣れない場合は、

魚が戻ってくるのを待つか、こちらから魚がいる場所に移動するかです。

 

ショップの仕掛けは錘が1.5号と軽いので

錘の着底が分かりづらかったら

2~3号に重くするのも良いかもしれません

ただし重くした分、竿先へのアタリは鈍くなるので程々が良いと思います。

 

慣れてきたら自分で仕掛けを用意

店の用意する仕掛けは、タナはしっかり合っていますが

簡素な仕掛けなので

ウキ止めは糸結びで錘はゴム管に爪楊枝、糸も細めです。

私が今まであったのは

・錘を固定するためのゴム管が滑って針の箇所まで錘が落ちてしまう

・ウキ止めが滑って移動してしまい、タナがずれてしまう

・針が取れる

・糸が切れる

店の仕掛けでも絶対的に完璧ではありません。

むしろ釣りはこの様な事が起きる方が普通なので、

都度修正するか、分からなければ

ショップスタッフに言ってください。

自分で出来ても時間がかかりそうだったら

遠慮なくスタッフに頼んだ方が良いと思います。

釣りは時間との勝負ですから。

経験や練習も大事ですが、それはまた時間に余裕がある時に

ゆっくりした方が良いと思います。

 

お店の仕掛けは細めの糸を使っています。

ですので慣れてきたら自分で仕掛けを用意したいものです。

仕掛け作りも釣りの楽しみのひとつなので、

自分のアイデアを取り入れたオリジナルの仕掛けを

考えるのも面白いと思います。

 

私の目標は4時間で上限の20枚です。

*21枚目から別料金が発生してしまう為

現在は私の最高記録はまだ17枚とかです。

4時間で20枚だと12分に1枚以上釣るペースです。

餌を付けたり、仕掛けを海中に落としたり巻いたり、

移動したりしていたら、実質10分以下で1枚のペースじゃないと

20枚は難しいです。

糸が絡みやすい仕掛けもNGです。

 

さらに慣れたら大物青物や
海老やヒラメを狙う

私はまだ慣れていないので鯛以外を狙ったことはありません。

以前、鯛を狙っていたら偶然カンパチがかかりました。

一度はその姿が見えるまで浮かすことができたのですが、

その後また走られ、無念の糸ギレ。

糸はそんなに細くなく、切れた跡を見たかぎりでは

サルカンとの結び目で切れている様でした。

ちなみに結び方はクリンチノットだったのですが、

他のノットにするか強度をよく確認すべきでした。

ここのカンパチはサイズが50cm以上あり引きがかなり強いです。

釣り堀なので深さはないので左右にとにかく走ります。

他の人とお祭り(仕掛けが他の人と絡むこと)を避けるために、

青物がかかったと思ったらスタッフにアピールするのが良いと思います。

そうしたらスタッフが周囲の人にお祭りを避けるために

仕掛けを巻くように言ってくれると思います。

 

また地形的にこの釣り堀は中央の島?と連絡するための橋が4箇所あります。

大物の青物が釣れたときには、この橋をまたいでしまうと非常に厄介です。

糸が橋と接触して糸切れする可能性が高くなるからです。

ですので大物の青物を狙う場合は

リールのドラグは多少強めが良いかもしれません。

ドラグを強くするなら糸や結びも強くしないといけません。

ですので本来なら鯛と大物の青物は仕掛けを別にする方が良いと思いますが

慣れている人だと同じタックル(竿・リール・仕掛け)で

鯛と大物青物のどちらも上げています。

 

私はまだこの釣り堀でカンパチを上げてないので、

私の言動は嘘半分の参考程度にお願いします。

 

また、この釣り堀はエビやヒラメもいいサイズが釣れているようなので、

ヒラメもいつか狙ってみたいです。

もし釣れたらまた報告したいと思います。

 

釣れる時期やタイミング、そして場所

鯛の釣りシーズンは春から秋ですが

この釣り堀は冬でも釣れます。

水が冷たすぎると鯛も活性が落ちるので、冬の季節は

晴れた日や気温が高い日が良いかもしれません。

 

また週末は基本的にかなり混みます

多いときだと30人以上とかになり

営業開始前に長蛇の列ができます。

 

この釣り堀のお客さんは多くの人が4時間であがります

8時30分から釣り開始なので

多くの人は12時30分に上がります。

朝の方が魚がすれてないし、お腹も空かせているので

条件的には絶対的に朝の方が良いのですが

人が多すぎたら多くは釣れませんし、

のんびり楽しむ事ができません。

そういう方は11時からの4時間コースもおすすめです。

閉園時間は3時なので11時からラストまでの時間帯です。

朝一番の魚の反応を100点としたら、

午後は40~60点くらいの反応ですが釣れないことはありません。

 

平日の場合は水曜がお勧めです。

火曜が定休日なのでそれで魚が落ち着き、

スレが軽減すると思います。

火曜日に誰か出勤して魚に餌をあげているかわかりませんが、

もしあげてなければその分水曜日は

魚がお腹を空かせているはずです。

 

おすすめな場所ですが、

一番お勧めな場所はあまり言いたくありませんが、

行けば一目瞭然なので言ってしまいます。

ズバリ産業道路側のエリアです(特に屋根のあるエリア)。

この場所は人気スポットなのですぐに埋まります。

 

しかしこの人気エリアでもいつも釣れるわけではありません

水温や水質、時間帯で魚が移動するのか、それともスレるのか分かりませんが、

アタリが全くなくなったら移動する方が得策です。

 

私はこの釣り堀がきっかけで

次第に海釣りにはまりました。

釣り堀とはいえ本格的な魚が釣れて、しかも食べたら美味しい。

そして釣りの基本なども学ぶことができました。

最初は私も何も分からないまま、ただ店の仕掛けで釣ってましたが、

そのうちどうしたらもっと釣れるかを考えるようになり、

仕掛けのことや魚のことを色々調べて挑戦し、

挑戦するとまた新たな課題が見つかりそれを次回修正する。

 

そういった魚との駆け引きが楽しいんだと思います。 

 

まだ私は魚が針を飲み込んだら店のスタッフに取ってもらうような

どシロートなんで、この釣り堀での目標は

自分で飲み込んだ針を取れるようになるということと、

4時間で20枚達成するということです。

また魚はカンパチよりも50cmオーバーのヒラメを釣り上げてみたいです。

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直近の釣果です。鯵が1匹、他は全て鯛です。まだ全て食べ切れてません。