釣り超初心者の釣り奇行

海釣りで千葉県を中心に活動中

千葉県大原沖で青物ルアー釣り

目次

 

6月第1週の船釣り

鹿島沖で青物が夢のような爆釣モード

私は10代の頃ブラックバス釣りを少しやっていました。

場所は主に神奈川の相模湖で、手漕ぎボートをレンタルして

餌やルアーをしていました。

しかしルアーでバスを釣った事は一度もなかったと思います。

餌のモエビでは何度も釣り上げた記憶があります。

 

それから数十年が経過し、

今ではバス釣りは全くやらなくなりました。

ルアー釣りも同様です。

ルアーは私の中で釣れないというイメージが定着していました。

 

しかし数週間前の6月上旬、ネットで茨城の鹿島沖で

イナダやワラサが釣れているという情報をキャッチしました。

 

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鹿島港幸栄丸サイトの釣果情報より

いいサイズの青物が一人で十匹以上も釣れるのです。

 

私のイメージでは、そのサイズの魚だと

半日の船釣りで5本も釣れれば良い方だと思っていました。

それがアジのように何十枚も釣れるのです。

 

九十九里の釣り堀センターでは、

ボスのような存在のカンパチでしたが、

そんなボスクラスをバンバン上げられるんですから、

まるで夢のようです。

 

私はバス釣りをやっていたせいなのかもしれませんが、

強くひく魚が大好きです。

いつかマグロを釣りたいなんて思っているくらいです。

 

そんな青物のルアー釣りではジグというものが使われているようです。

ジグはバス釣りでも使ったことがありませんでした。

また、ジグはタダ巻きではなく、

ジャーキングというロッド&リールによるアクションが

欠かせないようでした。

タダ巻きでも釣れなくないようですが、それよりは

アクションを加えた方が圧倒的に釣れるようでした。

当然私にそんな技量は皆無なので、

最初はネットの爆釣情報を本当に羨ましく眺めていました。

 

しかし!

練習しなければいつになっても技量はアップしません。

ものは試しで練習がてらということで挑戦してみようと決意し、

千葉県大原港から出ている釣り船を利用してみることにしました。

 

なんで大原にしたかというと、鹿島というと遠くて

高速代金が高くて時間もかかるイメージだったので、

もう少し近場でないかな〜と探して大原にした次第です。

*結局時間は鹿島の方がほぼ高速で行けてしまうので

早いことに後に気づかされます、、、

 

千葉県大原港から青物ジギング船出港

当日は凪(なぎ)で風もほとんど無く、潮の流れも弱かったと思います。

乗船した客数は6人。

いきなり釣果発表ですが、6人で釣れたのはカサゴが2匹のみ

私はもちろん安定のボウズ!!!

正直、私だけボウズじゃなかったので少し安心したこすい奴です。

 

船長いわく魚探で反応はそれなりにあったようで、

船も常に移動していたわけじゃなく、

ある程度反応のある場所で留まって釣っていたのですが、

魚の食いが悪いようでアタリも全員ほぼ無かったようです、、、

 

青物の釣りをしていると、

いくらベテランの釣り人や熟練した船長でも

たまにそういう日が必ずあるようなので、

こればっかりは運だからしょうがないなと諦めました。

 

ジャーキングについて

ジャーキングの動きは家でロッドにリールを付けて

基本のワンピッチを少し練習しました。

しかりジグを付けて実際にやってみると

練習したように上手くいきませんでした。

そんな下手くそな私でも魚の活性が良い状況だったら釣れるのか、

それとも私はまだ釣れる技量には至っていないのか?

そこらへんはモヤモヤ分からないまま終了。

 

私のジャークの技量はスライムレベルということは

間違いありません。

それでも食う状況だったら2〜3匹くらいは釣れるか?

という甘い期待をしていました。

最悪1匹でもいいから釣って少しずつ技量を

上げていければと考えてました。

 

あとジャーキングはほとんど休みなくロッドを

上下にアクションしているので、かなり腕が疲れます。

普段そんなに使わない部分の筋肉を集中的に使うので、

私のように慣れてない人間が半日もジャーキングを継続するのは

ほぼ不可能。

 

疲れたときはタダ巻きにしたり、

巻くのを止めてジグをフォールさせて休んだりしましたが

それでも腕がパンパンに。

腕が疲れている状態でジャーキングすると

さらにロッドアクションが荒くなってしまい、

「こんなロッドアクションじゃアホな青物さえ食いつかないよな〜」

と我ながら思ってしまいました。

 

タックルや仕掛けについて

青物は動きが早いので、魚探で探知したら

できるだけ早く魚のいるタナにジグを投入できるように

ジグの重さは重めが良いようです。

 

また船で使うジグの重さが人によってバラつきがあると、

軽いジグが潮に流されて、

重たい人のジグとお祭りになってしまいます。

なので船で使うジグの重さは一定の範囲で

統一されているのが普通のようです。

私が使ったのは200gのジグでした。

 

ロッドはダイワのVADEL(90-210g)で

リールはフリームスの6000番。

フリームスはかなり軽く糸なしで330gしかないので、

私のような貧弱ルアーマンには重宝します。

糸はPE3号でリーダーは30lbと50lbを使用してました。

 

またロッドは予備でグラップラーのタイプCも持っていたのですが、

全長が2.5mもあるせいかジャーキングがかなりやり辛かったので

すぐにしまいました。

 

針はヘッドに2本、ジグのお尻に3本針を付けてましたが、

そのせいか根がかりしてジグを1個ロスト。

ジグは1個の単価が高いので中古とはいえなかなか痛いです。

さらにリーダーとPEの結束箇所から切れたりすると

また全部結び直し。

 

今回は結束に自信がなかったので

前夜からリーダーとPEを結んできたくらいです。

それを船の上で結ぶとなると絶望感しかなかったです。

 

そこで奇行に出ます。

リーダーなんてなくても大丈夫だろうと

PEラインを直接、ジグのサルカンに結ぶという、、、

正直、リーダーなんて仕掛けに書いてある通りにやっただけで、

なぜ絶対使われるのか全く理解してませんでした。

PEラインはかなり頑丈なので、青物なんかの歯じゃ

そう簡単には切れないだろうと思ったのです。

しかし1時間もしないうちに、

その甘い考えは打ちのめされます。

 

PEラインがジグのサルカンやジグに絡む絡む

PEラインはリーダーのような張りが全くなく

フニャフニャ状態なので、海中で糸が弛むと

ジグや仕掛けに簡単に絡んでしまうのです。

たまにちょっと絡むくらいならまだしも

ジャーキングはハードなアクションなので、

毎回のように知恵の輪状態、、、

ジグも明後日の方向を向いて浮上してきます。

これはさすがに時間の無駄。釣りになりません。

いくら私でも無謀だった事を実感しました。

 

リーダーは持参していたので、

電車結びで結びなおし、サルカンとはクリンチノットです。

モタモタしながら時間をかけてやっと結べて余分な糸を切ろうと

思ったら本線を切ったりしつつ、、、

 

話が逸れましたが針の話の続きです。

青物は基本的にジグのお尻ではなく、

頭側に食いつく習性のようなので

通常は頭にシングル針をひとつ

食いつきが渋いときはダブルにするようなので、

今ではシングルをヘッドにひとつ付けるだけにしています。

 

毎回キャストする度にジグを海底に着底させるので、

3本針(トリプルフック)をお尻に付けると

かなり根がかり率が高くなってしまうと思います。

それに3本針は構造上、深く魚に刺さりません。

3本のうちひとつに刺さっても、他の針が邪魔をして

それ以上は針が食い込まないのです。

針のサイズも1本針に比べると

3本針はだいぶ小さくなってしまうので、

50cm以上クラスの青物の口に確実にフッキングさせるには

1本針の方が良いようなので今はそのようにしました。

 

ダブルフックの時も若干リーダーに絡みやすく感じたので、

最初はシングルフックで始めて、

アタリは何度かあるがヒットしないなんていう状況だったら

ダブルフックに変更するのが良いようです。

 

そういった経験や学習もできたので

坊主でも全く無駄ではありませんでした

そしてやはり鹿島の釣り船に行くしかないと、

フツフツと煮えたぎる思いを感じるのでした。