釣り超初心者の釣り奇行

海釣りで千葉県を中心に活動中

茨城県鹿島沖で青物ルアー釣り(2回目)

目次

 

6月第3週の船釣り

青物ルアー釣りのリベンジ作戦を思いつく

先週の茨城県鹿島の青物ルアー釣りでは実力のなさを思い知ったので、

次の釣りは太刀魚でもしようかと考えていた最中、

私は隣で電動リールでマッタリ青物ルアー釣りをしていた

おじさんを思い出しました。

 

電動リールだと巻きが自動なので

両手で丁寧にシャクリに集中することができます。

あれだったら私でも出来そうな気がする、、、

などと思い始めたのです。

最初は電動ダダ巻きで

ロッドをシャクルだけで釣れるのか半信半疑でしたが、

ネット動画を観てみると全然普通に釣れてました。

 

幸い型は古いタイプですが、全然使ってない

シマノの電動丸600Hという軽めの電動リールを持ってました。

 

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電動丸600H

重量は糸なしで550g。

電動の巻上げ速度は、負荷なしの状態で1分間で150m。

前回のベテランの方でだいたい10秒で18回前後しゃくっていたので、

リール1回転で巻き上げる距離を1mとすると

1分間で108m程度巻上げることになります。

電動リールは負荷が発生すると巻上げ速度が落ちますが、

それでも1分間で120m以上くらいは維持できるはずです。

しかし最大ドラグは6kgとかなり貧弱でしたが、

50cm前後の青物だったら6kgのドラグでも十分足りるはずです。

 

ジギングロッドはベイト用を持っていません。

コマセ用のベイト竿はありますが、

錘100号とかを扱う竿だったので硬過ぎと思い、

結局前回も使ったジギング用のスピニング竿を使う奇行に出ました。

以前にもスピニング竿にベイトリールを付けて釣りをしたことがありますが、

特に問題は無かったからです。

 

ジギング用のベイト竿をもし購入しても、

また予想外な課題が判明して坊主になったあげく

しばらく青物ルアーから遠ざかるようなことになってしまったら

竿がもったいないですし

 

本番前に自宅近くの海で電動リール&スピニングロッドで

200gのジグをキャスティングしてみました。

浅かったのですぐにジグが海面に上がってしまいましたが、

特に問題はなく、ジャークも思っていた通り簡単にできました。

 準備は万全です。本番が楽しみです。

fishing-rungun.com

 

タックル

タックルは

ロッドが

VADEL(90-210g)

リールは

シマノ電動丸600H

 

で、予備のタックルは

ロッドが

VADEL(30-120g)

リールは

フリームス6000番

です。

 

ちなみに電動丸は

ジャンプスターター仕様にしています。

ジャンプスターターの重さは1100gなので

普通のバッテリーに比べたらかなり取り回しが楽です。

容量は22000mAhあるタイプなので半日程度だったら

十分に余裕があるはずです。

 

電動リールで青物ルアー釣り開始

今回お世話になる釣り船は

前回と同じ茨城県鹿島港幸栄丸です。

koueimaru-f.jp

当日の波は比較的穏やかでしたが、霧がかなり濃かったです。

ポイントに到着し早速釣り開始。

 

そしていきなり事件?は起きました。

なんと1投目にしていきなり釣れてしまったのです。

ジグはいつものように重めの200gにして、

最初なので遠くには飛ばさず、手前くらいにフォールさせました。

何も特別な事はしてません。

ジグ着底後は電動リールでダダ巻き。

ロッドを両手でしゃくっていただけです。

しゃくりの上下幅は、

前回左隣だったベテランの方を真似るようにし、

最低でも50cm以上はしゃくるようにしました。

 

しゃくっていたら突然何かひっかかるような重さが伝わってきたのです。

青物なだけにバイトするとすぐに分かります。

竿を立てて大きくフッキングさせました。

 

大きなフッキングもベテランの人の真似です。

青物はかなり走りますし、あまり大きいサイズでもないかぎり

取り込みでタモを使いません。また針の返しを潰しているので

しっかり針を深くまで食い込ませる必要があるのだと思います。

 

ドラグは最初少し緩かったのですが、締め直した後は

青物を浮かすのは難しくありませんでした。

電動で少々強引に浮かせて、姿が見えてきたら手巻きに変えて

取り込む流れです。

ある程度、強引なやり取りもベテランの方の真似です。

(真似ばかりしてすいません。勝手に私の師匠的な存在になっています)

ベテランの方は、手返しもかなり早かったです。

私が2投している間に3投するようなペースです。

ヒット後の取り込みも多少強引に魚を浮かせて、

(ベテランの方的には普通なんだと思います)

その後は網も使わずに取り込む感じです。

針の返しを潰しているので、多分やりとりに時間をかけたりして糸がたるむと

バラス可能性が高くなってしまうのかもしれません。

それで見た感じ少し強引なやり取りに見えたのかもしれません。

 

取り込んだ後は、針の返しを潰しているせいだと思いますがすぐに

針が魚から外れてました。

そして魚はほぼ放置状態。

ビチビチと船内を跳ねていてもおかまいなしで

すぐに次のキャスティング。

  

しかし驚いたのは、今回の最初ダブルフックにしていたのですが、

なんとイナダがそれぞれの針にバイトして二匹もかかっていた事です。

そんな事ってあるのかと驚きました。まさしく鯵状態。

網を使わずに2匹を取り込めるか?と少し不安になっていると

アシスタントおじさんがサクッと網で取り込んでくれました。

開始早々、予想外のダブルで坊主の心配も無くなり

本当に嬉しいスタートでした。

 

電動リールにトラブル発生

いいスタートを切れたのですが、

慣れない釣りにやはりトラブルは付き物ですね。

電動リールの巻上げ速度は最高速で巻いていましたが、

釣りを始めて30分もしないうちに、

電動リールの巻上げがストップするようになりました。

ストップすると液晶が点滅し、10〜15秒くらいするとまた元に戻る感じです。

 

多分、電動リールが早い回転で熱を帯びてしまい、

安全装置が発動して電流がカットさてしまうのだと思います。

1段階、巻上げ速度を落とすと、その現象は激減しました。

最初から最高速で何枚か釣り上げたので、

今更、速度を遅くしたくはありません。

今時の電動と違い、細かくスピードが分けられていないので

1段階落とすとかなり速度が落ちるからです。

なので途中でフォールさせるなど、負荷が減るようにしながら

なるべく最高速で使用しました。

 

それでもと多いときで2投に1回くらいは止まってしまうので、

一度予備のスピニングリールのタックルに変更してみました。

しかしジャーキングは以前の技量からほとんど変化がなく、

これだったら時々止まる電動の方がまだましだと思い、

すぐに電動リールのタックルに戻しました。

 

時々巻き上げが止まるとはいえ10〜15秒程度なので、

その間にジグをフォールさせたりしながら使い続けました。

幸いその後も順調に50cm前後のイナダがヒットし、

いつのまにか32リットルのクーラーボックスがマックスに!!!

 

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キャスティングのトラブル発生

スピニングロッドに電動リールを無理やり使っていたので

竿のガイドは全て上位置にしていました。

しかし1時間くらい経つと

竿の接続箇所が緩んだのか、ガイドが60度くらい回転してしまいました。

しかし元に戻そうとしても固くて全く動きません。

抜こうしてもビクトモしません。

スピニングロッドなので一番手前のガイド径は大きめですが、

それでも糸がリングに常に接触している状態です。

手袋などを使ってもつなげた竿が全く動かないので、

やむなくそのまま継続しました。

 

しかし、、、

PEラインとリーダーの結束箇所が通常より太くコブのようになっているので

ただでさえキャスティング時、時々ガイドにコブがひっかかっていたのに

回転してしまったせいでさらにひっかかるようになりました。

全く遠くにキャスティングできません。

重いジグをもし遠くえキャストしようとして、

ガイドに人がひっかかったらジグの重みで

糸が切れしてしまう可能性があります。

 

青物のルアーの場合、ジグをそんなに遠くに投げる必要は

必ずしもないと思いますが、速い速度で回遊している青物なだけに、

いつも船の下にいるとはかぎらないと思います。

ベテランの人は20m以上遠くに投げたり、

すぐ近くに落とし込んだりと臨機応変な感じでキャスティングして

どちらでもヒットさせていました。

ちなみにキャスティングはオーバーヘッドではなく、

船べりからのキャスティングなのに

随分と遠くに飛ばしてました。

 

結束箇所はコブといってもそれほど太いものではありません。

ガイドにコブがひっかかるトラブルの解決方法は

まだ分かってないのですが、

自分の中では以下の3つの対策を思いつきました。

 

1:リーダーの長さを30〜50cm程度と超短くし、

  結束箇所自体が最初からガイドの外に出るようにする

2:着水するまでの距離は遠くても30m程度なので、

  リーダーの長さを40mくらいにする。

  これはリーダーのお金もかかるし、多分不正解なので却下。

3:キャスティグで腕を振っている最中は、糸とガイドと強く接触しますが、

  腕を振り終わった後は、糸とガイドの接触が弱くなって

  ひっかかりにくくなるはずです。

 

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キャスティング時、真上から見た図です。
1:キャスティング前の段階。ジグは竿先端から 垂れ下がっている状態です。
2:キャスティング開始。竿がしなり、ラインがジグに 引っ張られガイドに干渉します。
3:竿がしなった箇所のガイドにはラインが強く干渉します。
4:これくらいのタイミングでラインを開放し、ラインを出し始めます。 竿の向きとラインの飛ぶ方向が同じになるほどガイドへの干渉が弱くなります。
5:竿を振り終わり、ラインが放出されている最中の状態です。ガイドへの干渉は最も少ない状態です。
*これらは全て私が勝手に想像した事にすぎないので 鵜呑みにしないようお願いします。

 

振り終わった後、上の図だと5番の状態になったらコブがガイドを通過するように、

ラインの長さを調整すると良いのかもしれません。

リーダーの長さはケチって2〜3mにしていましたが、

以前3ヒロ(5m前後)あれば良いとネットで見た気がします。

このVADELは全長が1.83mなので、

3ヒロくらいの長さで大丈夫な気がします。

もしそれでもダメだったら1番の案でいくしかないと思っています。

あと、キャスティング時に糸を放出するタイミングです。

早く糸を放してしまうと飛距離も短くなってしまいますが、

上の図でいう5番になる前にリーダー部分が全て放出されて

コブがガイドを通過して多分接触してしまう可能性が高くなります。

なので本来のキャスティングを意識して、

早く糸を放出してしまわないようにした方が良いと思いました。

 

追記

その後、ネットを調べているとPEラインの太さと

リーダーの太さのバランスが重要なようでした。

私の場合、リーダーが50lbの太さ。それに対してPEは4号くらい。

リーダーに対してPEが細すぎるとキャスト時に

ガイドに絡みやすくなるとの事だったので、

私の場合、リーダーを細くするかPEを太くすると良いのかもしれません。

これも今度合わせて修正して試してみたいと思います。

 

糸との結束

今回の鹿島ではジグをなんと4つもロストしてしまいました。

200gクラスのジグはサイズが大き分、中古でも単価が高めです。

結構お気に入りのジグもありました、、、

糸同士は電車結び、

糸とサルカンはクリンチノットです。

糸が切れた箇所は全てサルカンの箇所でした。

クリンチノットは軽く引っ張っただけでは問題なくても

強くひっぱると簡単に取れてしまうときあると思います。

当然といえば当然ですよね。

強くひっぱる確認を怠ったのが原因だと思います。

クリンチノットは簡単に結べるので多用しているのですが、

次回からは以下の結び方に変更しようと思います。

 

 

ジグをロストすると、ジグ以外にも針やリングも失いますが、

それらを連結したり結ぶ手間で

時間にしたら5分かそれ以上ロスしてしまったと思います。

ロスする時間を考えれば最初から多少時間がかかっても

信頼できるノットにした方が良いと感じました。

 

また糸同士を結ぶ電車結びの結束力は悪くないと思うのですが、

自分のやり方が悪いのかコブになりやすいので

糸同士の結束は以下の結び方をメインにしようと思いました。

 

 

このノットはあまり難しくなく覚えやすいうえ時間もあまりかからず、

かつ太くならずに強度もあるので個人的にはかなり気に入ったノットです。

気に入っていたのですが、これだとコブが太くなり過ぎてしまうようです。

やはり基本はFGノットなようです。

 

 

本日の釣果

電動リールに替えた事が功を奏したのだと思いますが、

それでも予想以上の釣果で、

今日はいわゆる爆釣=数釣りの日でした。

言い換えれば、トウシロでもそれなりにつれる日。

船長が活性の良いイナダの群れに船をつけてくれたお陰だと思います。

他の人はクーラーマックスで魚をそれ以上持ち帰れないので、

さらに釣れたイナダは船宿にあげていました。

 

釣りも本来なら昼12時くらいに終了ですが、

「もうみんな今日はいいよね?」と船長の問いかけがあり、早上がり。

 

 

今回もいつものように少なくなく課題が発生しました。

また近日、課題をクリアして挑戦できればと考えています。

 

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