釣り超初心者の釣り奇行

海釣りで千葉県を中心に活動中

魚群探知機の電源をモバイルバッテリーからとる仕様に(追記9/12)

目次

 

モバイルバッテリーへ変更する記事は

ネットでも既に多くあるので代わり映えしませんが、

私も遅ばせながら追随させてください。

 

用意した魚探はガーミンのストライカー4cvで、

振動子はGT20-TMです。

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GT20-TM

 

仕様は以下の通り

■表示画面:4.3型

■ドット数:272×480(QSVGA)

■電源:12V

■消費電力(12v使用時):4.8W

■防水性能:IPX7

■重量:0.3kg

■メニュー:英語表示

 

必要な電圧は12V、

消費電力は4.8Wなので、

消費電力(W)÷12Vでアンペア(A)を算出します。

4.8÷12=0.4となるので

この魚探を動かすのに必要な電流は0.4Aになります。

 

購入したモバイルバッテリーは↓コレです。

仕様は以下の通り

■容量:26800mAh

■出力ポート

・USB C(PD3.0)3.0A

・USB A(QC3)3.0A

・USB A 2.1A

 

出力ポートはQC3のポートを使おうと思います。

このポートは5V/3.0Aですが、電圧が5Vなので

↓このUSB昇圧ケーブルで魚探と同じ12Vに昇圧させる必要があります。

 

USB昇圧ケーブルで5V→12Vに昇圧させるとその分電流が下がってしまいます。

計算式は5÷12なので約42%に電流が下がります。

3.0Aだった電流は1.23Aになりますが、魚探に必要な電流は0.4Aなので充分足りそうです。

 

そして1日の消費電力ですが、

夏場は日の出から日没まで12時間くらいあるので、最長12時間釣りをしたとして、

0.4A×12時間として4.8A、1時間で4.8Wなので12時間で57.6W消費すると想定します。

1Ahは1000mAhなので、必要な容量は4800mAh/57.6Wとなります。

モバイルバッテリーの容量は26800mAhなので充電なしで連日でも大丈夫そうです。

 

あと電流だけでなく容量も昇圧ロスで減退するので、一応それも計算したいと思います。

5Vから12Vに昇圧することで電気をかなりロスするそうで、

1回の昇圧で平均20%前後のロスするようです。

またモバイルバッテリーは元々3.7Vのものを5Vに昇圧しているものが多いようで、

このバッテリーもそうだとすると、3.7V→5V→12Vで結局2回昇圧ロスしている事になります。

その場合、実質容量は26800mAhから21440mA→17152mAhに下がります。

それでも12時間での消費電力が4800mAhですから全く問題はありません。

 

追記

昇圧ロスに対する考えがごっちゃになっていました。すいません。整理すると

3.7Vで26800mAhで99Wだったのが、

5Vへの電圧変換で19832mAhで99Wとなります。

昇圧したのでロスが15%前後発生します。すると16857mAhとなり、

5V×16857mAhで84Wと減退します。

次に5Vから12Vへの電圧変換で7000mAhで84Wとなります。

ここでもロスが15%前後発生し5950mAhとなり、

最終的に12Vのこの魚探に対するモバイルバッテリーの性能は、

12V×5950mAhで71.4Wとなります。

 

実際先日フル充電の状態で7時間程度使用して、

バッテリー残量が25~50%のランプが点灯しました。

7時間だとおよそ2800mAの消費なので、残量は僅か3150mAhくらい。

残量50%を切るか切らないかのラインだったようです。

2日連続はできないことないかもしれませんが、バッテリーの性能を大きく低下させてしまうので止めた方がいいと思います。

 

 

モバイルバッテリー仕様への変更作業

魚探をモバイルバッテリーにつなげられるように作業を進めたいと思います。

届いた昇圧USBケーブルです。

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ケーブルの接続完了

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そしてモバイルバッテリーと接続して魚探の電源を入れてみました。

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成功です。振動子ともつながっている状態です。

QC3の出力ではなく普通のUSB Aポート(2.1A)でも大丈夫でした。

その後も家の中で6時間くらいつけたままにしましたが、消えることはありませんでした。

 

 

ついでに、100均(ダイソー)で購入しておいた保護シートを液晶に貼りました。

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カットに失敗してしまい見た目が良くありませんが、機能的には大丈夫そうです。

 

 

魚探の電源がすぐに落ちてしまう場合

一度画面が表示されてもすぐに消えてしまう場合は、

電流(A)が足りてない可能性が高いと思います。

魚探本体だけなら消えないけど、振動子をつなげたら

消えてしまうというケースも多いようです。

 

魚探単体ですらつかない場合は、全く電流が足りてないと思いますが、

振動子をつなげた後に消えてしまう場合は望みがあります。

 

僅かな望みですが、

もし電流がギリギリ足りなければ、

魚探本体と振動子の消費電力を少なくしてあげれば

消えなくなる可能性があります。

逆算すると5Vで1A(アンペア)以上ある場合は

ダメ元でやってみる価値があると思います。

 

設定は振動子を外した状態でおこない、

設定後に振動子をつなげて消えないか確認してください。

 

消費電力を少なくする方法

・液晶画面の明るさを暗くする

最初は100%の明るさに設定されています。

これを50%にしてみてください。

40%以下はさすがに日中は見えません。

 

設定方法

Settings → System → Display → Backlightで以下の画面になります。

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これは100%表示ですが60%くらいでも見えなくはありません。

 

・振動子の出力を下げる

もうひとつの方法は振動子の出力を下げる方法です。

多分ですが振動子は本体と同じくらいの電力を消費している気がします。

 

設定方法

まずシュミレーションをONにします。

Settings → System→ Simulator → ON

 

シュミレーション(デモ)画面が表示できるようになったので表示させます。

そしてメニューボタンを押す → Frequency → 150kHzに下げます

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あまり深度がなければ、150kHzでも大丈夫だと思います。

 

設定は以上です。設定が終わったら、

振動子を接続して消えないか確認してみてください。

 

もしバッテリーの容量に余裕がなければ、

この方法で消費電力を抑えることもできると思います。

 

追記(8/25)「昇圧ボックスはガバガバ?」

先日、カヤックで海に出ました。

朝9時頃から午後3時ころまでカヤックで浮いてましたが、

6時間程度なので当然消えたりするようなこともなく、

全く問題ありませんでした。

 

気になる点としては、昇圧USBケーブルですが

昇圧している部分のボックスが簡単に開いてしまいました。

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この箇所です。

大きなツメなどもないので、ケーブルの特定方向に負荷がかかると

開いてしまうようです。

ですのでこの箇所はビニールテープでぐるぐる巻きにしておくと

よいと思います。

 

追記(9/12)「モバイルバッテリーがお亡くなりになりました」

前回使ったモバイルバッテリーですが、塩害のせいか反応しなくなってしまいました、、、

見たところUSB差し込み口が少し錆びていました。

多分中にも海水が侵入してしまったかもしれません。

モバイルバッテリーをすっぽり何かのケースや袋に入れないとダメかもしれません。

仕方ないので2回目のカヤックでは、

例のジャンプスターターを使用しました。

これも使う時はゴムカバーをめくるので、海水が入り込む可能性があります。

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ですので↓このように100均で購入したポーチに入れました。

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ですがUSB部分がはみ出ているので、この部分も完全に収まるサイズの方が良さそうです。またチャック部分がただの生地なので、そこからだいぶ海水が侵入しているようでした、、、

改善の必要があります。