釣り超初心者の釣り奇行

海釣りで千葉県を中心に活動中

魚群探知機の振動子をカヤックに取り付ける(追記8/27)

目次

 

 

魚群探知機の振動子(トランスデューサー)取り付けは、

色々な取り付け方法があるだけに、なかなか悩ましい問題だと思います。

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GT20-TM

 

できれば簡単にできて、お金もあまりかからないに越した事ないと思います。

条件としては当然ですが以下の3つが思いつきました。

・運ぶときなど邪魔になればすぐ取り外せること

・釣りで邪魔にならないこと

・船の移動で邪魔にならないこと

 

そして考えた取り付け場所の候補は、以下の3箇所になります。

・船の舷側にポールや強力磁石などで取り付ける

・船底(外側)に取り付ける

・船底(内側)に取り付ける

 

この3箇所でメリットとデメリットを比較して

どこが良いか考えていきたいと思います。

 

船の舷側にポールや強力磁石などで振動子を取り付ける

メリット

・小さい船ではメジャーな取付け方で、ネットにも多く取り付け例がアップされている。

・専用の取り付けキットが多く販売されている

・足漕ぎカヤックでどの程度気泡が発生するか不明だが、舷側に付ければ振動子が気泡をあびる事はない

(追記)全く問題ありませんでした。

デメリット

・ポールタイプの取り付けキットはかさばる(磁石タイプはそんなにかさばらない)

・お金がかかる(ポールなどは高くても5千円程度だが磁石タイプは少し高額)

・釣りの時、ラインが絡む場合がある

・移動時に水の抵抗を受けてしまう。カヤックは人力で遅いので気になる(簡単に折り畳めればOK)

 

 

船底の外側に振動子を取り付ける

私のカヤックの場合、船底に振動子用の場所があります。

この場所にある黒いトレイの上に乗せる方法です。

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図左は船底(外側)にあるトレイ(黒色)に振動子(赤色)乗せた場合で、図右は船底(内側)に取り付けた場合です。

 

メリット

・運搬時、釣り時、航行時、全てにおいて邪魔にならない

・取り外す必要がない

・かさばらない

・お金があまりかからない

デメリット

・足漕ぎカヤックでどの程度気泡が発生するか不明だが、軽微であれ気泡が探知の障害になる可能性がる

(追記)全く問題ありませんでした。

 

 

船底の内側振動子を取り付ける

カヤックの船内側(内側)の底に取り付ける方法も、

メリットデメリットは船底(外側)と同じになります。

付ける場所は中央ハッチの真下辺りが平らなのでここしかありません。

しかし中央ハッチの真下は、ハッチに入れた荷物と干渉する可能性があります。

また配線を船上の魚探とつなげるには新たな穴を開けて通すか、

穴を開けたくなければ、カヤック後端にある旗用の穴を通さなければいけなくなります。しかしそうすると船上での配線が長くなり邪魔になりそうです。

 

3つの取り付け場所を比較した結果、

船底(外側)が良さそうです

 

 

船底(外側)への振動子の取り付け作業

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この黒いトレイに上に振動子をのせて固定します。

取り付け場所が決まったところで、具体的に取り付け方法を考えたいと思います。

まずシリコンシーラントなどで取り付ける方法と、

もうひとつは金具で取り付ける方法です。

 

シリコンシーラントであれば、ただ着けるだけなので非常に簡単です。

しかし一度着けたら外すのはほぼ不可能。

シリコンシーラントを切って外せないこともありませんが、

綺麗な状態に戻すのは不可能だと思います。

またシリコンシーラント内部に空気が混入してしまった場合、

軽微であれ探知の障害になる可能性があります。

 

一方金具であれば、シリコンシーラントのような問題はありません。

しいて言えば、取り付け作業が少し面倒なだけです。

実際金具だったら、どのような感じで取り付けるか考えてみました。

 

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赤色が振動子で青色の部分が金具です。強く振動子を挟むと振動子を壊してしまいそうなので、金具で挟む際はゴムマットなどを間に挟むと良さそうです。なのでゴムマットと金具2本とネジ4個があればいけそうです。

 

 

しかし実はこの記事を書く数日前に先走ってシリコンシーラントで取り付けてしまいました。

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見た目はよろしくありませんが、全く外側からは見えません。

 

魚探はまだ海でテストしてないので、ちゃんと映るか正直不安です。

少し後悔しています。テストが出来たらまた更新したいと思います。

 

追記

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正常に表示されました。

富津の海に出てテストしました。

Traditionalモード、ClearVQモード、Mapモード

海底や魚はもちろん、海底の岩や草のようなものも全て正常に表示されました。

表示されなかったり異物なようなものが映ったりすることもなし。

また、足漕ぎが水中をかくときに発生する小さい気泡?などが映ったり

障害になることもありませんでした。

どうやら気にしすぎだった様です。

 

海水に浸って濡れてもシリコンシーラントなので全く問題なし。

がっちり周囲を取り囲んで付けたので強度もそこそこありあそうです。

見た目はあまり良くないものの、手軽さとしては断トツな気がします。

 

1点気になる点とては、振動子と魚探を結ぶ配線は、

カヤック中央にある排水口を通ってカヤック上に出ているので、

その配線を足で踏んでしまう事が数回ありました。

当然何度も踏んでいると、いつか断線してしまうかもしれません。

ですのでこの箇所には配線モール(カバー)などを付けるか、

遠回りでも踏まないように配線をするといとよいと思います。

 

追記(8/27)「振動子と魚探本体をむすぶコードを短くする」

振動子と魚探本体を結ぶコードが長すぎで邪魔だったので短くしてみました。

このコードは4端子なので、コードの中には4本のコードがあるはずです。

多分それぞれ色が異なるはずですが、もし同じ色だったら区別ができなくて

繋ぐことができなくなってしまいます。

なのでまず外側の厚いゴムだけをカットしてみて、中にある4本のコードの色が

それぞれ違うか確認してみました。

どうやらちゃんと4本色が違うようなので完全にカット。

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左画像:最初の状態で、赤と黒の電源コードはアルミ膜で保護されています。そして白いのがワイヤー線で一番上が剥き出しの線です。一番下にあるのは伸び防止のための糸だと思います。

右画像:アルミ膜を剥がして赤黒のコードを出して、糸も邪魔なのでカットしました。

 

そして同じコード同士をつなげます。

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画像が見づらくてすいません。コードを連結する位置はそれぞれ重ならないように気持ちずらしています。接続箇所はビニールテープで巻きますが、そのビニールテープがもし溶けたり剥がれても使えるようにするためです。

まず仮結びしてからハンダでつなげます。けっこう細かい作業で、隣のコードを溶かしてしまう可能性があるので注意してください。

 

ハンダで繋げたら赤と黒と白の3本を個別にビニールテープで絶縁します。最後に4本全部をまとめてビニールテープで巻いて仕上げます。

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この後、魚探に繋げてテストして問題ないことが確認できました。