〔前編〕電動リールや魚探用にリチウムイオンのバッテリーを作ってみる
目次
少し前になりますが、AliExpressで購入した32700サイズのリチウムイオンバッテリー(LiFePO4)が届きました。
AliExpressは既に私のブログでは何度か登場している通販サイトですが、
商品をネットで検索していたらたまたま行きつき、この購入が初でした。
基本的には中国から船で送られてくるようで、
注文からは15日目で到着。特に商品は問題ないようでした。
そもそもこのバッテリーはエレキ用に使おうと思って12個購入しましたが、
容量が十分ではないので使っても1時間くらいしか保たなそうなので、
用途を電動リールや魚探に変更しました。
今回は早速リチウムイオンバッテリーを自作していきたいと思います。
BMS(アマゾン)や充電器(AliExpress)はまだ届いておらず、
BMS取り付けと充電チェック等は後編でアップしたいと思っています。
早速工作開始
こんな感じで商品は届きました。
アマゾンのような専用ケースはないようです。
電動リールや魚探用に使うので、あまり多くの電気は必要なくコンパクトなのが望ましいです。なので使うのは4個のみです。
バッテリーの電圧をチェックしたら全て3.3Vか3.4Vと正常でした。
ちなみに1個6500mAh/3.2Vなので4直列で6500mAh/12.8Vとなり、83Whになります(この場合は12V×で計算するのが正しいのかな?だとすれば78Whです)。私の持っているジャンプスターターが81Whなのでそれと同じくらいです。
例えば私の魚探(ガーミンストライカー プラス4cv)は1時間に4.8whしか消費しないので、このバッテリーで十分1日使えるはずです。
このバッテリーはLiFePO4(リン酸鉄)なので電圧が3.2V〜くらいです。
なので12Vにするには当然ですが4個直列にします。
*過充電すれば一時的には4V以上になるので3個直列で済まして12Vするなんて事は試してません。すぐに電圧が低下してしまうし、バッテリーにもダメージが大きいようです。
1:付属のフレームを使って4個の直列を作ります
2:プラスとマイナスを銅線でつなげていきます
このバッテリーには最初から電極に薄い板がスポット溶接されています。
これに銅線を普通にハンダ付けしてもいいのですが、より頑丈にするために画像のように板に穴を開けてそれに銅線を通してハンダ付けすることにしました。
ハンダでバッテリーを加熱してしまうとよろしくないようなので、なるべく短時間の作業が望ましいようです。
銅線をつなげる箇所は3箇所になります。
作業中はバッテリーをしっかり固定するために、何かでぐるぐる巻きにしておくと良いと思います。
3:完成です
3箇所の銅線の接続が完了しました。ハンダもすぐに板と密着してくれたので接続も簡単でした。ここまでの作業はハンダさえ扱えれば簡単だと思います。
そして電圧をテスターで測ってみました。
問題ないようです。
電圧で測ったので問題ないはずですが、好奇心で魚探をつけてみました。振動子もつなげています。
やはり問題ないようです。完成といってもこの後の作業がまだ残っているので、個々のバッテリーの電圧が測れるようにしときたいと思います。
全ての作業が終わったら防水テープ等でラッピングするつもりです。
今後の作業
これでバッテリーが問題なくて、なんとなく形にもなってきたので、BMSと充電器を追加で注文しました。一度に全部注文してしまうと、バッテリーがもしもゴ○だったら全部ゴ○になりかねないので確認してから注文しようと思っていました。
今後の作業は
・BMSの取り付け
・充電器による充電の確認
になります。
ちなみに購入したパーツは以下のものになります。
失敗しても良いように貧乏根性でかなり安価です。
安物買いの銭失いといいますが、そうならないことを祈るばかりです、、、