キャスティング時に糸がガイドに絡まない方法を考える vol.2
目次
千葉県勝浦沖でショアジギング
最近は青物のショアジグ釣りをしていません。
何度か行っていた鹿島港沖は、今はイナダ・ワラサの群れがいないようで
船宿も他の釣り物に変更しています。
一番最後に行ったショアジグは8月で、場所は千葉県勝浦の遊漁船を利用しました。
利用した遊漁船は↓こちらです。
この遊漁船はすごく丁寧に教えてくれるベテランの方がいました。
レンタル竿で初めてな方が数名いたのですが、
本当に丁寧に基本からレクチャーしていて、私も便乗して聞いていました。
普通だったら何度も釣りをしないと気づかない事を教えてくれるんですから。
この神レッスン?を受けたくて来ている人もいる気がします。
そこで学んだ事を含め、以下にまとめたいと思います。
リーダーとPEのノットは絶対的にFGノット
正直FGノットはかなり面倒そうなので私は他のノットにしていました。
前のノットは強度的にはかなり良かったのですが、リーダーで輪っかを作ってそこにPEを通して編んで、さらにPEを返して編んだ上にまた編んでいたので、一番太い箇所はリーダー2本とPE4本分の太さがありました。今考えるとコブが太すぎてよくガイドにコツコツ当たっていました。
FGノットの利点はなんといってもコブが太くなりにくい点だそうです。それでいて強度もある。そのベテランの方は目の前で素早くFGノットに変更してくれました。
リーダーもPEに対して少し太すぎたようで、少し細いリーダーに替えてくれました。さらにはキャスティング時の腕の振り方もレクチャーしてくれました。普通、遊漁船の人はここまでしてくれませんよ。感謝しかありません。
されるがままでしたが、糸は全然ガイドにひっかからなくなったので思い切ってキャスティングできるようになりました。
これまではガイド絡みが怖くて、思い切ってキャスティングすることができなかったので。飛距離も自分でもこんなに飛ばせるのか〜と思うくらい飛びました。
そんな経緯があり、さすがに私もFGノットは面倒でも絶対習得しなければいけないと感じました。しかし頑張ったところであの複雑な?ノットをすんなり綺麗に結べる自信がありません。
そこで↓第一精工の「ノットアシスト 2.0」というアイテムをメルカリで購入しました。
やはり面倒だからこそ、こういう商品があるのですね。
そしてノットアシストの使い方で見た動画は↓これ。
この動画の通りにやったら初回からそれらしく出来ました。
すぐ忘れてしまうので今でも毎回観ている動画です。
今ではショアジグでなくてもリーダーとPEを結ぶときはFGノットにしています。
ちなみに今結んでみた結び目の画像です。
PEとリーダーの太さ
ベテランの方に細いリーダーに変更してもらいましたが、リーダーに対してPEが細く軽すぎると、キャスティング中に糸が放出している最中にリーダーにPEが追いついてしまい、ガイド上でPEが行き場をなくして絡んでしまうようです。ガイド上で絡んでもラインの放出が止まるだけなので本当には絡みません。
なので痕跡が残らないので、多くの人がノットの結び目が太くてひっかかっていると勘違いしてしまい、いつになっても解決されないパターンになってしまうようです。
最適な糸のバランスは一般的にリーダーはPEの3〜4倍のようです。
PEが1号だったらリーダーは3〜4号ということです。
私も細いリーダーに替えてもらったので、PEに対してリーダーが太かったのだと思います。
リーダーの太さが4倍でもPEの方が軽すぎてリーダーに追いついてしまう場合は3倍、場合によっては2倍くらいまで細くしてみると解決するかもしれません。
基本的にPEを替えるのは大変なので、リーダーを細いものに替えた方が早いと思います。
多分この2点を注意すれば、大半のキャスティング時のトラブルは解消される気がします。しかし中にはそれでも解消されない場合もあると思います。
キャスティング方法
FGノットでリーダーとPEの太さ(重さ)バランスも問題ないとしたら、キャスティング方法に問題があるかもしれません。しかしネットを調べても具体的に説得力ある解説がなかなかありません。
そして見つけたのが↓このサイト。
この記事のおおまかな説明では、
・糸開放のタイミングを早すぎないように
・竿のガイドの形状はKガイドが良い
という内容でした。そういえば早めに開放するとよく絡んでいました。
詳しくは直接↑このサイトを見てみてください。
あとは向かい風とかもジグが失速するので絡みやすくなるようです。
ようするに最初にジグが飛び出た速度に対して減速しすぎると引っ張られたPEが追いついてしまい行き場をなくしガイド上で絡むという現象のようです。
理屈が正しければ、風を受けにくい形の重めのジグに変更したり、初速と減速後の速度差があまりないように、少し力を抜いてキャスティングすると良いかもしれせん。飛距離は落ちますが、、、
ベイトリールでショアジギング
通常ベイトリールは、ベイトロッドのガイド径が小さく糸のトラブルが発生しやすいので、深度のある場所でバーチカルに釣るのでなければあまり使われないと思いますが、
あまり遠投しないのであればベイトも良いと思います。
私も電動リールではほぼバーチカルにやっていました。
あくまで個人的な意見ですが、
ベイトリールには『メカニカルブレーキ』というものがあるからです。
このつまみがどういうものかは特に説明する必要はないと思いますが、先日、キャスティング時にリーダーは全部出し切った後のタイミングでガイド上でPEラインが絡む事が何度かありました。
その時なんとなくメカニカルブレーキを少しきつくしめたところ、その後は1回も絡みませんでした。
ツマミを締めた事により、PEラインの放出を遅くする事が出来たのだと思います。
少し締めただけなので、飛距離が目に見えて落ちる事もなかったです。
スピニングリールにもこのようなつまみがあれば、、、構造上無理ですが。
以上が「キャスティング時に糸がガイドに絡まない方法 vol.2」になります。
これで絶対解決するとは言い切れませんが、よかったら試してみてください。
遊漁船での釣りの方ですが、お陰様でトラブルなく普通に楽しむことができました。
楽しむと言っても釣果は↓これのみです、、、
勝浦港沖での釣りでしたが、水深は20m前後と浅く、実績のある電動リールは使えませんでした。
一応スピニングリールも用意していたのでスピニングに変更しましたが、多少は練習していたもののシャクリが下手くそなせいで釣果は上記の通りです、、、
全体的に釣果は渋く、釣れている人でも4〜5匹程度だったと思います。
鹿島沖で電動で10匹以上釣ったのが夢のようです。
また群れが戻ってくるのが待ち遠しいです。、