ソーラー発電を増強して冷蔵庫を動かしたい
目次
*釣りとは全く関係のない、太陽光発電のネタになります。
*細かい計算は省いていますというか分かりませんのでご了承ください。
中古のソーラーパネルとバッテリーを追加
これまで使用していたソーラーパネルは、パナソニックの2015年製造のものでした。
新たに追加したのは、京セラで2012年製造の中古のソーラーパネルです。
それなりに使用していた様で傷や汚れがあったのですが、激安だったので4枚購入しました。
スペックは以下の通りです。
単体だと10Vなので、2枚の直列にして12V以上の仕様にします。
ソーラーパネルを追加したので、バッテリーも中古ですが2個追加しました。
HITACHIので12V/100Ah。
ゴルフカートとかに使われているかなり大きいバッテリーのようです。
そして↓これが購入したものを追加した構成です。
太陽発電の合計出力は800W相当、
バッテリーは400Ah相当になりました。
このソーラーパネルを全て40Aの激安ソーラーチャージコントローラー(以下コントローラー)につなげると、ファン(小さい扇風機)で空冷しても高熱で給電が停止してしまうので、別に30Aのコントローラーを追加してソーラーパネルからバッテリーまでの流れを分散しています。
分散しても40Aのコントローラーの方はかなり熱くなる(60度以上)ので、ファンで空冷は欠かせません。30Aの方はほとんど熱くなりません。
この構成で猛暑日に発電される電気(アンペア)はピーク時でだいたい合計34Aくらいです。
パナソニックのソーラーパネル2枚でだいたい10A前後で、
京セラのパネル4枚で14A程度発電出来ているようです。
そう、京セラのソーラーパネルは古くても全然頑張ってくれています。
ちなみに購入した価格は1枚2000円しない激安価格でした。
ソーラーパネルとパッテリーのバランスは、例のサイト↓を参考にしています。
太陽発電で使用している家電
以下の家電を完全に太陽光で発電した電気でまかなうことが出来ています。
↓消費電力が大きいと思われる順になります。
- テレビ58インチ(1日2〜4時間程度)
- ノートパソコン16インチ(1日10時間以上)
- 扇風機(1日5〜15時間)
- ダイソン掃除機充電(週1回)
- スマホ充電(バッテリーが減ったら)
- アレクサ(常時)
- 洗濯機(週1〜2回)
- ドアモニ(常時)
- ワイヤレススピーカー(バッテリーが減ったら)
- スマートウォッチ充電(バッテリーが減ったら)
- イヤホン充電(バッテリーが減ったら)
実際電気料金はどうなったのか?
東京電力はWEB上で、月別、日別、時間別(30分おき)に消費電力を見ることができます。これはソーラー発電をやる上でも凄く便利です。
何の家電が電気をどれくらい消費するかだいたい分かってしまうので、自然に趣味が節電になってしまいます。
電気代ですが、ソーラー発電をまだ導入していなかった5月に比べると7月は1000円程度安くなりました。5月は全くエアコン使ってなかったので、7月もエアコン使わなかったらもっと下がったんですが、、、
*画像の7月の数値は6月6日から〜7月5日までの期間とります。
電気代だけで比べると、苦労したわりにはあまり節電=節約効果が感じられません。
それに猛暑だったときは、正午前にはバッテリーが満充電になってしまいました。
なので日中居るときは、観たい番組があるわけでもなしにテレビをつけたり、扇風機は回しっぱなしです。
しかしテレビを点けてもあまり観ていません。元々あまり使っていない家電を無理やり?使っても、あまり節電している気になれませんよね。
そこでこの時考えたのは、冷蔵庫に使用する計画です。
しかしこの時の1000Wのインバーターでは冷蔵庫を動かすのは不可能だったので、
2000Wくらいのインバーターに変更する必要があります。
私の冷蔵庫の消費電力は年間で380KWです。
なので1ヶ月は31.6KWで1日は(一ヶ月30日とした場合)1.05KW。
さらに24時間で割ると43.98..Wです。
この数値を先ほどの自動計算できるサイトで入力してみます。
ソーラーパネルもバッテリーも最低条件は満たしているようです。
ただし日射不足が3日程度続くとアウトです。
しかし、24時間必ず使う冷蔵庫をバッテリーで動かせたら、今以上の節電になりそうです。
定格2000Wの中古インバーターを導入
定格2000W出力のインバーターを中古で購入しました。
早速、前のインバーターで30秒保たなかったダイソンの温風モードでテストしたいと思います。
家の東京電力との契約アンペアは20Aです。
このインバーターも2000Wの100Vで出力できるものなので、同じく20Aまでは連続して出力できるはずです。
なので家の電気で動いていた扇風機の温風がインバーターでも動かないはずはありません。
テストクリアです。安定していました。
今は気温が高いので、寒い時に比べ負荷は少ないかもしれません。
しかしそれでもONにしたら電圧がかなり低下しました。
12.9V→11.1Vとかです。今の4kW/20hの鉛バッテリーだと不足気味なのかもしれません。
バッテリーの容量は実質2kW〜超良くて3kW程度だと思うので。
なので、現状でこの温風を長時間使うのは現実的ではないような気がしますが、冬はガスストーブ派なので、この温風は無くても大丈夫です。
目標は冷蔵庫です。
先にラスボスを倒してしまった感がありますが、温風が出たので冷蔵庫もいける気がします。
冷蔵庫は電源を入れたときにかなり電気を必要とする家電なので、最初が肝心です。
私の冷蔵庫は普段は1時間で50Wくらいしか消費しないのに、起動時は最低でも1500W前後は必要なんだと思います。30倍って凄いですね、、、
そして冷蔵庫をつなげてみました。
異常なし。問題なくつきました。
夜の24時の時点で電圧は12.3Vでした。
そして翌朝は12.0Vでした。
思ったより下がりませんでした。
そんな日射不足が続かなければ、今の発電構成でもいけるような気がします。
あと今回の変更で冷蔵庫をメインに消費するようにしたので、これまでバッテリーで使っていた家電は減らさないとけません。
テレビは無理して観ないという、以前のスタイルに戻します。
それ以外の上記の細かい家電はこれまで通りバッテリーで使ってます。
消費電力の変化
電気消費がどのように変化したかというと、
↓5月の電気消費の平均的な日のものです。1日で4KWです。
この頃は全く節電意識がありませんでした。この日のマックスは17時くらいの0.2KWです。多分、電子レンジだと思います。
↓7月上旬のものです。節電意識はマックス。まだ冷蔵庫は東京電力で動いているときのものです。
グラフの長さは5月と同じくらいに見えますが、単位が違います。
なので最高で0.06KWくらいで、この日は1日で2.4KWでした。
エアコンは使ってません。扇風機で乗り切りました。
そして↓これがちょうど冷蔵庫への切替をした日です。同じくエアコンは使ってません。夜の8時くらいから冷蔵庫の電源をバッテリーにしました。さすがに消費電力が激減しています。
冷蔵庫が東京電力だった6月の電気消費は平均は2.5-2.6KWくらいでした(エアコンを使わない場合)。
この調子でいければ、1日1KW前後になりそうです。
最後に調子にのって、以前の1000WのインバーターでダメだったIHジャー炊飯器を『エコモード』で挑戦してみました。冷蔵庫もつながっている状態です。
以前は、炊飯終了時間と共にエラー音がなり、蓋を開けたら全く炊けていませんでした。
しかし今回は30分もすると湯気が出てきて、炊けている良い臭いがしました。そして美味しく炊くことが出来ました。
ちなみにIHジャーはずっと同じ消費電力ではなくて、波のように普通→強を繰り返して炊くんですね。電圧表示が12Vと11.3Vの間を行ったり来たりしていました。
炊いている時間は40分程度だったせいか、炊いた後の電圧低下もあまりありませんでした。0.1-0.2V程度。