釣り超初心者の釣り奇行

海釣りで千葉県を中心に活動中

カヤックの片舷にエレキモーターなどを設置した場合の問題点

目次

 

なせ動力の位置を側面にする必要があるのか?

このカヤックの場合ですが、カヤックの最後部に

エレキモーターなどの動力を設置した場合、

まず普通に手が届きません。

椅子が大きな障害となっているので

椅子を取り外して手を伸ばせば届くかもしれませんが、

しかし椅子の後ろはクーラーボックススペースになっています。

クーラーボックスの違う配置場所も考えなくてはいけません。

 

そこでフットコンという足で操作できるエレキモーターの存在が

頭をよぎりますが、フットコンでも次の問題があります。

 

それなりに注意をしていても

道糸がスクリューに絡むことがあります。

潮流が強いときや、船が流されているときなどなど、、、

糸を切る選択肢は仕掛けもロストしますし望ましくありません。

スクリューが正常に回らなくなったり、回転の負荷になる可能性が高いからです。

 

こういった小型のエレキやエンジンの場合、

多くの方はチルトアップして、直接糸を外すと思います。

しかしこのカヤックの場合、

設置場所が最後部にするとその行為はかなり危険です。

カヤックは元々一定の場所に座っていることが前提に設計されているので

立つことはもちろん、最後部や最前部に移動する行為は

バランスを崩す可能性大だからです。

 

しかしエレキモーターなどの動力の設置場所を側面にした場合、

まず操作は距離的に全く問題ありません。

チルトアップしたい場合も座ったまま出来るので、

糸が絡んでも直接外すことが可能です。

実際にそういう事が過去に何度かありました。

 

以上の理由から、設置場所は側面にせざるを得ません。

ちなみに私のエレキモーターの場合重量は約12kg、

重たい部分が水中だとはいえ10kgくらいの重さです。

それが片舷にあるので、カヤックのバランス的にはよろしくありません。

なので少しでもアンバランスを緩和するため

エレキモーターのバッテリー約6kgを右舷に配置しています。

 

 

カヤックの旋回能力について

私のように片舷にエレキモーターなどの動力を配置した場合、

旋回能力にも注意が必要です。

以下図をご参照ください。

*下方向の矢印は、スクリューによる水流になります。

左図の直進は問題ありません。

中央図の右旋回も問題ありません。

旋回する場合は船を回転させるために、

船の中心より少し後方に位置するこのエレキモーターは

この様な向きになります。

 

問題は右図の左旋回です。

こちらがスムーズに旋回しません。

なぜスムーズにいかないのか?

右旋回ともう少し詳しく比べてみたいと思います。

左図は右旋回です。

カヤックの重心を赤色円とします。

赤色矢印の方向にスクリューが水を押し出して

水色矢印方向へ推力を得た場合、このカヤックは問題なく右に旋回します。

しかし右図の左旋回の場合、推力方向(水色矢印)が

カヤックの中心付近に向いています。

これだとカヤックを斜め右前方向に押し出すだけで、

回転はしてくれません。

なので左旋回したい場合、エレキモーターの向きを

さらに下図のような方向にする必要があると思います。

これでやっとそれなりに左旋回します。

 

ちなみにここまでエレキモーターの向きをかえなくても、

足漕ぎペダルを漕ぎながらだと

左旋回が少しスムーズになります。

足漕ぎ部分付近で負荷が発生するので、重点が前方にズレるんだと思います。

 

エレキモーターなどの動力を側面に配置した場合、

この様な特徴がありますが、特徴を理解して快適に楽しんでくださいませー