釣り超初心者の釣り奇行

海釣りで千葉県を中心に活動中

海でカヤックのラダー(舵)の付け根が折れる(追記10/19『修理完了』)

目次

 

カヤック5回目の出来事です。この日も色々あったので、カヤックのラダーが壊れた記事は別記事にしたいと思います。

釣りに関する記事は近日アップ予定です。

 

 

ラダーが壊れる

早速ですが5回目の場所はいつもの金谷近辺で、午前中はそんなに波風は強くなく、いつも通りにカヤックの準備をすすめて出発しました。

そして出発して30分も経たないうちに、ラダー(舵)の向きを左右に動かすレバーがいきなり軽くなったのです。スッカスカな感じです。

まさか!?と思いましたが、何度レバーを左右に動かしても船体は全く左右に振れません。

ラダーを操作している紐が切れたのか、紐を固定しているネジが緩んだのか???

 

 

オールを置いてきてしまった

しかし私は使わないと思ったのでオールを家に置いてきていました。

もし舵が壊れたら水の抵抗を受けるものを海水に突っ込んで曲がろうとは考えていました、まさか本当にこうなるとは思いもしませんでした。

とにかく今は岸に戻って状況確認です。

しかし手ごときを水に突っ込んでも、曲がるには曲がりますが非常にゆっくりです。

何かもっと良いものが、、、と思って目にとまったのがタモ。

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この日も小物ばかりで出番のなかったタモですが、まさかこんなに役立つとは。

 

私の持ち込んでいたタモは網目が少し細かいので、水に突っ込むとそれなりに抵抗を受けてくれます。

足で漕ぎながら同時にタモをただ海水に突っ込むのではなく前方に漕ぐと急旋回も出来ました。オールと同じ様な使い方です。

そんな舵取りで砂利浜へ無事着岸。

荷物を下ろしてカヤックをひっくり返してラダーを見てみると、、、、、

ポッキリ逝ってました。この↓画像は自宅に帰って撮った画像です。

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ラダーが付いていた箇所の画像です。折れたネジが見えます。

ラダーは紐にぶら下がっているだけの状態だったので、紐を解いてラダーは完全に取り外しました。

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ラダーに付いている金具の画像です。この穴にネジが溶接で接合されてました。

 

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赤丸の箇所が折れた箇所です。右の金具はラダー部分の金具です。

こんな状態だったので応急修理は不可能です。もうこの日は終了か??と思いきや、私にはタモが、、、

岸からあまり離れない事を自分に約束し再出発。無理そうだったら即終了です。

結局午後1時くらいまでやって、波風が強くなって落ち着きそうもなかったので終了しました。

 

 

ラダー箇所の様子

夜、自宅に戻ったのでラダーの状態をじっくり確認しました。

ラダーの箇所がどのような構造になっているか分かっていなかったのですが、以下のような構造になっている様です。

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ラダーの金属金具と金属の棒(青色)が溶接でつながっていたので、溶接機でもなければ修理は不可能だと思いました。

 

また図の青色の部分は以下の様に一体化していましたが、棒の根本にあるピン(細い棒)をラジオペンチなどで押し込んでからだと引っこ抜くことが出来ました。

そしてこの棒は黒の半円に単純に挿さっていますが、超絶に硬いです。

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この↓工具を使って、棒を黒色の半円からやっと抜くことができました。ネジではありませんが、回転させながら抜く様な感じです。

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折れていないこの↓パーツさえあれば自分でも修理できそうです。

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壊れた状況が分かったところで、カヤックの説明書に記載されていた、日本の代理店?らしき店にメールしてみました。

返信は次の日にすぐありましたが、「購入したお店に問い合わせて」という内容のみでした。お店を通すより直接の方が早いと思ったのですが、もしかしたら保証等で直るのかもしれません。

そして購入した楽天のショップにも問い合わせたところ、「画像を送って」とのこと。

現在やり取りをしている最中です。

 

追記(10/18)

板金屋さんで修理が終わった頃、やっと購入した楽天ショップから見積もりの返信が来ました。なんとこの金具だけで2万円!!!
絶対的に板金屋がお勧めです。高杉なのでこのパーツは注文しません。

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送料は1000〜1500円くらいだそうです。

 

 

自分で修理できないか?

もしパーツが有償でもそんなに高くはならないとは思いますが、もうすぐシーズンオフなので早く直して年内にあと数回は乗りたいなと、、、

自分で簡単に直せればそれが一番なのですが。

そこでハンダです。ハンダは使う前はフニャフニャですが、一度融解するとそれなりの強度になるようで、私のように溶接機がない場合などに代用される事があるようです。

ハンダによる修理でしたら自分でも出来そうな気がします。

気がかりなのは2点

ラダーの金具と金属棒の接合面積は僅かなので、本当にハンダでちゃんと接合できるのか??という点と、

接合できたとして、今度はそれをあの超絶硬い黒色の半円に挿せるかという事です。この場合、棒をカヤックの底側から挿した状態でカヤック上側の黒色半円に挿すので、先ほどの工具は使えません。トンカチなんかを変に使ったらまた壊れてしまいそうです。

こればっかりはやってみないと分かりません。

 

早速アマゾンで購入したのはコレです。翌日届きました。流石です。

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ステンレス様のヤニ無しのハンダとフラックスです。両方で1000円しません。

 

 

早速、修理開始

修理はいつものハンダ付けと同じ要領、かと思いきや、このステンレス用はレビュー通り、かなり融点が高いようで作業は少々難航。

なんとか以下の様な具合で完成。

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そして金具をラダーに取り付けて、さらにカヤックに取り付けようと作業していると、、、

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また折れてしまいました。失敗です

もう1回挑戦しましたが2回ともダメ。棒が強く接合してくれません。この方法じゃどうやら無理そうです。また他の方法があれば試したいですが、、、

今考えているのは金属用のボンドを使う方法です。

そして早速↓これをアマゾンで購入しました。

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結果はまた追加でアップしたいと思います。

(追記10/8)この接着剤で接着してまる1日乾燥するのを待ちましたがダメでした。あまり力を入れなくてもグラグラで全然だめです。

 

ちょうど失敗したころ、メールを確認したらショップから返信が来ていました。

パーツは中国からの取り寄せで1〜2ヶ月かかるとのこと。

ここは最低でも2個は注文すべきかもしれません。

パーツが届いて直るまでの間ですが、オールを舵代わりにして海に出ようと思います。普通の手漕ぎカヤックになる感じでしょうか。

 

これまでカヤックを購入してからラダーの事は殆ど気にかけていなかったので、気付かないうちに何度もぶつけていたのかもしれません。今後気にかけて労りたいと思います。

あと今回のラダーもそうですが、もっと最悪なのは足漕ぎが壊れたりひっかかって動かなくなるケースです。

もしそうなったら海に入ってカヤックの後ろからバタ足で押すしかありません。

やはりオールは絶対持っていかないといけませんね

考えを改めます。

 

 

追記10/8『溶接を代行してくれるサービス』

便利な世の中です。ネットで検索したらすぐにヒットしました。

しかし最初に問い合わせた所は返事が全然なかったので、次に問い合わせたのがコレ↓。そして問い合わせて1時間もしないうちに返信が!

料金は概算で3000円くらいとのこと。即日金具を発送しました。

ちなみに↓これが問い合わせた時に添付した概要となるPDF。

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金具が返ってきたらまたアップしたいと思います。

 

 

追記(10/18)金具の修理完了

金具の修理完了のメールが届きました。親切に以下の画像も添付されていました。

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最初以上に強度が高くなったと思います。これで価格は税込3300円!!!

しかも仕事が早い!!

金曜日に依頼して荷物を発送。それが土曜日に先方に届いて月曜日の午前中には完成って、、、まさにコンビニ。すごすぎます。

カヤックに取り付けたらまた追記します。

 

 

追記(10/19)金具の取り付け完了

金具が届いたので早速カヤックに取り付けてみました。しかし、、、

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赤色の本来の溶接箇所じゃない箇所まで私の希望で溶接したため、青色の縦棒にある横穴が天面から3分の2くらいしか突き出ず、赤色円の短い棒をその横穴に挿す事が出来なくなってしまいました。

 

焦りましたが、何もこの太さの短い棒じゃなくても、要は↑画像の黒色半円の器具がラダー操作レバーで回転するので、その回転が青色の棒に伝わればいいのです。

↑画像の黒色半円の器具はネジによって青色の縦棒と連結しますが、キツく締めるとラダーが回転しなくなってしまうのである程度緩くする必要があります。緩くするので、この短い棒がないと場合によってはネジが滑ってしまってラダーが動かないという現象が起きる可能性があるのです。

ですので短い棒が針金のように細いと流石に曲がってしまうと思うので、もう少し太い棒を探して取り付けました。

一応作業の流れを記しておきます。

 

1:金具をラダーに取り付ける

2:金具の付いたラダーを底部から挿す

3:天面から出てきた棒の横穴に、短い鉄棒を挿す
*この時カヤックを平置きにしておけば、短い鉄棒が落ちることはありません。

:ここで先にラダーを格納する紐を天面から底面に通しておきます。
*後から出来ないこともありませんが、かなりやり難いので。

5:黒色半円の器具をはめて、ネジで締める
*締めすぎるとラダーが回転しなくなるので程よい加減で

 

以上となります。

最後はラダーを操作する2本の紐を↓画像の様に黒色半円の器具に結んで、そしてラダー格納用の紐を結んで終了。ラダー操作、格納、いずれも問題なしです。

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元々今回修理した金具はラダーを左右に動かすだけのものなので、それだけだったら強度はそんなに必要ないはずなんですが、やはり海では岩や浅瀬とぶつかったり、陸でもうっかり輸送時や片付けでぶつけたりしてしまうので、ある程度の強度は必要なんだと思います。

良い修理屋さんが見つかったからといって調子に乗らないで、今後は注意して使いたいです。