釣り超初心者の釣り奇行

海釣りで千葉県を中心に活動中

キャスティング時に糸がガイドに絡まない方法を考える vol.2

目次

 

千葉県勝浦沖でショアジギング

最近は青物のショアジグ釣りをしていません。

何度か行っていた鹿島港沖は、今はイナダ・ワラサの群れがいないようで

船宿も他の釣り物に変更しています。

一番最後に行ったショアジグは8月で、場所は千葉県勝浦の遊漁船を利用しました。

利用した遊漁船は↓こちらです。

この遊漁船はすごく丁寧に教えてくれるベテランの方がいました。

レンタル竿で初めてな方が数名いたのですが、

本当に丁寧に基本からレクチャーしていて、私も便乗して聞いていました。

普通だったら何度も釣りをしないと気づかない事を教えてくれるんですから。

この神レッスン?を受けたくて来ている人もいる気がします。

そこで学んだ事を含め、以下にまとめたいと思います。

 

 

リーダーとPEのノットは絶対的にFGノット

正直FGノットはかなり面倒そうなので私は他のノットにしていました。

前のノットは強度的にはかなり良かったのですが、リーダーで輪っかを作ってそこにPEを通して編んで、さらにPEを返して編んだ上にまた編んでいたので、一番太い箇所はリーダー2本とPE4本分の太さがありました。今考えるとコブが太すぎてよくガイドにコツコツ当たっていました。

FGノットの利点はなんといってもコブが太くなりにくい点だそうです。それでいて強度もある。そのベテランの方は目の前で素早くFGノットに変更してくれました。

リーダーもPEに対して少し太すぎたようで、少し細いリーダーに替えてくれました。さらにはキャスティング時の腕の振り方もレクチャーしてくれました。普通、遊漁船の人はここまでしてくれませんよ。感謝しかありません。

 

されるがままでしたが、糸は全然ガイドにひっかからなくなったので思い切ってキャスティングできるようになりました。

これまではガイド絡みが怖くて、思い切ってキャスティングすることができなかったので。飛距離も自分でもこんなに飛ばせるのか〜と思うくらい飛びました。

 

そんな経緯があり、さすがに私もFGノットは面倒でも絶対習得しなければいけないと感じました。しかし頑張ったところであの複雑な?ノットをすんなり綺麗に結べる自信がありません。

そこで↓第一精工の「ノットアシスト 2.0」というアイテムをメルカリで購入しました。

やはり面倒だからこそ、こういう商品があるのですね。

 

そしてノットアシストの使い方で見た動画は↓これ。

この動画の通りにやったら初回からそれらしく出来ました。

すぐ忘れてしまうので今でも毎回観ている動画です。

今ではショアジグでなくてもリーダーとPEを結ぶときはFGノットにしています。

ちなみに今結んでみた結び目の画像です。

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ノットアシストのお陰ですが、それらしく出来ています。

 

 

PEとリーダーの太さ

ベテランの方に細いリーダーに変更してもらいましたが、リーダーに対してPEが細く軽すぎると、キャスティング中に糸が放出している最中にリーダーにPEが追いついてしまい、ガイド上でPEが行き場をなくして絡んでしまうようです。ガイド上で絡んでもラインの放出が止まるだけなので本当には絡みません。

なので痕跡が残らないので、多くの人がノットの結び目が太くてひっかかっていると勘違いしてしまい、いつになっても解決されないパターンになってしまうようです。

 

最適な糸のバランスは一般的にリーダーはPEの3〜4倍のようです。

PEが1号だったらリーダーは3〜4号ということです。

私も細いリーダーに替えてもらったので、PEに対してリーダーが太かったのだと思います。

リーダーの太さが4倍でもPEの方が軽すぎてリーダーに追いついてしまう場合は3倍、場合によっては2倍くらいまで細くしてみると解決するかもしれません。

基本的にPEを替えるのは大変なので、リーダーを細いものに替えた方が早いと思います。

 

多分この2点を注意すれば、大半のキャスティング時のトラブルは解消される気がします。しかし中にはそれでも解消されない場合もあると思います。

 

 

キャスティング方法

FGノットでリーダーとPEの太さ(重さ)バランスも問題ないとしたら、キャスティング方法に問題があるかもしれません。しかしネットを調べても具体的に説得力ある解説がなかなかありません。

そして見つけたのが↓このサイト。

この記事のおおまかな説明では、

 

・糸開放のタイミングを早すぎないように

・竿のガイドの形状はKガイドが良い

 

という内容でした。そういえば早めに開放するとよく絡んでいました。

詳しくは直接↑このサイトを見てみてください。

 

あとは向かい風とかもジグが失速するので絡みやすくなるようです。

ようするに最初にジグが飛び出た速度に対して減速しすぎると引っ張られたPEが追いついてしまい行き場をなくしガイド上で絡むという現象のようです。

理屈が正しければ、風を受けにくい形の重めのジグに変更したり、初速と減速後の速度差があまりないように、少し力を抜いてキャスティングすると良いかもしれせん。飛距離は落ちますが、、、

 

 

ベイトリールでショアジギング

通常ベイトリールは、ベイトロッドのガイド径が小さく糸のトラブルが発生しやすいので、深度のある場所でバーチカルに釣るのでなければあまり使われないと思いますが、

あまり遠投しないのであればベイトも良いと思います。

私も電動リールではほぼバーチカルにやっていました。

 

あくまで個人的な意見ですが、

ベイトリールには『カニカルブレーキ』というものがあるからです。

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このつまみがどういうものかは特に説明する必要はないと思いますが、先日、キャスティング時にリーダーは全部出し切った後のタイミングでガイド上でPEラインが絡む事が何度かありました。

その時なんとなくメカニカルブレーキを少しきつくしめたところ、その後は1回も絡みませんでした。

ツマミを締めた事により、PEラインの放出を遅くする事が出来たのだと思います。

少し締めただけなので、飛距離が目に見えて落ちる事もなかったです。

スピニングリールにもこのようなつまみがあれば、、、構造上無理ですが。

 

 

以上が「キャスティング時に糸がガイドに絡まない方法 vol.2」になります。

これで絶対解決するとは言い切れませんが、よかったら試してみてください。

 

遊漁船での釣りの方ですが、お陰様でトラブルなく普通に楽しむことができました。

楽しむと言っても釣果は↓これのみです、、、

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クーラーボックスがスッカスカですが、アカヤガラという魚の様です。身は少ないですが、一応高級魚らしく美味しいというので持ち帰って食しました。

 

勝浦港沖での釣りでしたが、水深は20m前後と浅く、実績のある電動リールは使えませんでした。

一応スピニングリールも用意していたのでスピニングに変更しましたが、多少は練習していたもののシャクリが下手くそなせいで釣果は上記の通りです、、、

全体的に釣果は渋く、釣れている人でも4〜5匹程度だったと思います。

鹿島沖で電動で10匹以上釣ったのが夢のようです。

また群れが戻ってくるのが待ち遠しいです。、

〔前編〕電動リールや魚探用にリチウムイオンのバッテリーを作ってみる

目次

 

少し前になりますが、AliExpressで購入した32700サイズのリチウムイオンバッテリー(LiFePO4)が届きました。

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AliExpressは既に私のブログでは何度か登場している通販サイトですが、

商品をネットで検索していたらたまたま行きつき、この購入が初でした。

基本的には中国から船で送られてくるようで、

注文からは15日目で到着。特に商品は問題ないようでした。

 

そもそもこのバッテリーはエレキ用に使おうと思って12個購入しましたが、

容量が十分ではないので使っても1時間くらいしか保たなそうなので、

用途を電動リールや魚探に変更しました。

 

今回は早速リチウムイオンバッテリーを自作していきたいと思います。

BMS(アマゾン)や充電器(AliExpress)はまだ届いておらず、

BMS取り付けと充電チェック等は後編でアップしたいと思っています。

 

早速工作開始

こんな感じで商品は届きました。

アマゾンのような専用ケースはないようです。

電動リールや魚探用に使うので、あまり多くの電気は必要なくコンパクトなのが望ましいです。なので使うのは4個のみです。

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商品の中身は、バッテリー12個と固定用のフレームのみです。

 

バッテリーの電圧をチェックしたら全て3.3Vか3.4Vと正常でした。

ちなみに1個6500mAh/3.2Vなので4直列で6500mAh/12.8Vとなり、83Whになります(この場合は12V×で計算するのが正しいのかな?だとすれば78Whです)。私の持っているジャンプスターターが81Whなのでそれと同じくらいです。

例えば私の魚探(ガーミンストライカー プラス4cv)は1時間に4.8whしか消費しないので、このバッテリーで十分1日使えるはずです。

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このバッテリーはLiFePO4(リン酸鉄)なので電圧が3.2V〜くらいです。

なので12Vにするには当然ですが4個直列にします。

*過充電すれば一時的には4V以上になるので3個直列で済まして12Vするなんて事は試してません。すぐに電圧が低下してしまうし、バッテリーにもダメージが大きいようです。

 

 

1:付属のフレームを使って4個の直列を作ります

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このような感じです。写真を撮り忘れていたので図で失礼します。

 

 

2:プラスとマイナスを銅線でつなげていきます

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このバッテリーには最初から電極に薄い板がスポット溶接されています。

これに銅線を普通にハンダ付けしてもいいのですが、より頑丈にするために画像のように板に穴を開けてそれに銅線を通してハンダ付けすることにしました。

ハンダでバッテリーを加熱してしまうとよろしくないようなので、なるべく短時間の作業が望ましいようです。

銅線をつなげる箇所は3箇所になります。

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作業中はバッテリーをしっかり固定するために、何かでぐるぐる巻きにしておくと良いと思います。

 

 

3:完成です

3箇所の銅線の接続が完了しました。ハンダもすぐに板と密着してくれたので接続も簡単でした。ここまでの作業はハンダさえ扱えれば簡単だと思います。

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そして電圧をテスターで測ってみました。

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問題ないようです。

 

電圧で測ったので問題ないはずですが、好奇心で魚探をつけてみました。振動子もつなげています。

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魚探は昇圧アダプターで5Vから12Vに昇圧していましたが、このアダプターが塩害で心元ないので直接ジャンプスターターの12V出力やこのバッテリーに接続できるようにコネクタを変更しています。

やはり問題ないようです。完成といってもこの後の作業がまだ残っているので、個々のバッテリーの電圧が測れるようにしときたいと思います。

全ての作業が終わったら防水テープ等でラッピングするつもりです。

 

 

今後の作業

これでバッテリーが問題なくて、なんとなく形にもなってきたので、BMSと充電器を追加で注文しました。一度に全部注文してしまうと、バッテリーがもしもゴ○だったら全部ゴ○になりかねないので確認してから注文しようと思っていました。

今後の作業は

 

BMSの取り付け

・充電器による充電の確認

 

になります。

ちなみに購入したパーツは以下のものになります。

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どちらも到着までしばらくかかるようです。

失敗しても良いように貧乏根性でかなり安価です。

安物買いの銭失いといいますが、そうならないことを祈るばかりです、、、

エレキ導入に向けて『構想編』(追記10/1)

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カヤックは足漕ぎオンリーでもいける気がしてきましたが、

とにかくエレキだけ先走って購入してしまったので、

それをカヤックの載せるべく、前向きに考えていきたいと思います。

↑購入したエレキです。ハイガー製の20lb/200Wモデルです。

 

エレキを載せる場所を考えてみる

載せる場所は色々考えられると思いますが、ただ穴とかはあまり開けたくないので出来れば既存のレールに取り付けたいと思っています。

 

カヤック前側

基本的には釣り糸と絡まないようにするために魚探と同じ側になるかと思います。

しかし魚探側にしたらしたで位置的に少し遠いということと、エレキの手前にある魚探が少し邪魔になる可能性があります。

手元にスイッチボタンを作れば問題ないかもしれません。

 

カヤック後ろ側

後ろ側と言っても最後部ではありません。後部レール付近です。

ここでしたらぎり座ったままでも手が届きそうですが、ただ振り返ってのエレキ操作は考えている以上に面倒かもしれません。この場合でも手元にスイッチを作った方がいいかもしれません。

一番の問題点は、エレキを取り付ける長い棒がクーラーボックスとぶつかる可能性です。実際クーラーボックスを置いてみましたが、幸い私の18リットルでしたら大丈夫なようでした。

 

足漕ぎペダル取り付け口

この20lbエレキはずばぬけてコンパクトなので、足漕ぎペダルの穴に船の上から通すことができます。実際、足漕ぎペダルを外してこのエレキを付けている方もいるようです。

場所的には最高な気がしますが、個人的にはエレキが壊れたときが心配なので足漕ぎは残したいと思います。

 

結局、後ろ側(右側)に取り付ける方向になりました。

バッテリーからの配線を長くしたくないのと、エレキと合わせて10k前後になるので、やはり後ろ側に置いた方がカヤックとして安定するかなと思いました。

 

 

材料を考える

取り付ける場所が決まったので、次にブラケットの形状を考えていきたいと思います。

*エレキなどを取り付ける棒のようなものをブラケットと言うようです。

ブラケットの既製品もあるにはあるようです。既製品=高いと思ってましたが、案外そんな事もない、、、というか私が注文した価格より安い、、、

 

気を取り直して考えていきたいと思います。最初は形状加工などが簡単な木材にするつもりでしたが、↓この動画を見て気が変わりました。

 

アルミフレーム、、、見た目がいい感じです。それでいて形状のカスタマイズも簡単そうです。調べてみたら公式オンラインショップがありました。

商品の種類は限定されているようですが、頑丈そうなアルミなのに単価が良心的!

そしてパイプなどは好きな長さにカットしれくるようです!(100mm〜)

色々買うと1万近くしてしまいましたが、この強度と軽さを併せ持ち、これくらいで済むなら安い方なのかもしれません。

 

 

形状を考える(プロダクト?)

実際のどのような形にするのか考えたいと思います。

そしてけっこう考えて修正して考えた結果、エレキを取り付け箇所の形状はこのようになりました。まず後方から見た形の正面図になります。

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オンラインショップではオーダーカットができますが、最短の長さは100mmです。

ですのでパイプ(黒色)は基本100mmになっています(パイプ径は28mm)。自分でカットできる工具も売ってますが、1万越えなのでそれはパスしました。

白線の円がエレキを固定する前側の直径4cmの固定ネジ?です。この二つの固定ネジが2本のパイプのほぼ中央に来る予定です。青色点線は同じくエレキを固定する後ろ側のパッドです。この図では横のパイプは2本ですが、一番上のダブルコネクタというものを外して3本にする方が安定するかもしれません。

 

そして側面図と天面図です。

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固定ネジとパイプの間には、厚さ1cm程度のゴム板を配置します。前側のパッドの方も5mm程度のものを挟むかもしれません。

 

 

カヤックへの取り付け方法は以下のようになりました。

*図では左側にエレキ取り付けスペースがありますが、エレキは右側に取り付ける予定です。

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後部の左右のレールはパイプに対して垂直じゃないので、画像のような穴が1箇所のステーで固定します。穴が1箇所だと固定する強度が低いので、パイプを2本の連結状態にして、前後から計4つのステー固定します。

 

 

以上の内容で購入したものが↓これです。税込でぎり1万円いきませんでした。

送料は3000円以上は無料なようです。

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(追記9/28)注文数が足りてませんでした。10cmのフレームを2本追加しました。

 

 

バッテリーを考える

以前の記事で購入を考えていたバッテリーが高くなってしまったので、また少し考えてました。

以前↓ここで購入した小さいバッテリーが注文から15日目に届きました。初めての利用だったので少し心配でしたが、多分?大丈夫そうです。

このサイトは中国のサイトで、アマゾンにはない安いものが沢山あります。だいたい船便で来ると思いますが、今回のバッテリーは送料無料。アマゾンプライムのようなサービスに加入しているわけでもないのに謎のシステムです。

商品の中には変なものもあるかもしれませんが、そこはレビューなどを見ながら、、、(偽レビューもあると思いますが)購入したのがコレ。購入しないでください。

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中華感でてます。レビューも見ましたが悪くない感じ。なんといっても80Aでこの価格は驚異的です。60Ahにするか迷ってましたがここは80Ahで即決。届くのが楽しみです。ただ中国から船で来るのでやはり最低でも2週間はかかると思います。

追記 10/1

バッテリーが本日届きましたが、バッテリー単体の重量が4kgしかなく、明らかに容量不足。4kgで80Aは実現不可能なはずです。通常だと鉛バッテリーだったら25kくらいなので、その三分の一だと軽くても8kgくらい。その半分ですからどう考えてもおかしいので即返品しようと思います。現在は先方の返答待ち。やり取り等はまた後日アップしたいと思います。

中身を見てみたいところですが返品できなくなるのでしません。多分ですが1個3500mAhくらいの3.2Vバッテリーが4個直列、1個50gぐらいのバッテリーだとだいたい200gになります。それが20の並列になっていたとすると70Aで重さも4kgくらい。どちらにせよ3.2Vで80Aだとだいたい4kgになので、多分そんなオチだと思います。、、、サイトはまともだと思いますが、この出品業者はやばそうです。

 

 

 

おまけ

この手のフレームは船に付けたままだと邪魔すぎなので取り外せるように考えとかないといけません。

脱着する場合は4箇所のネジです。

脱着がしやすいように、このようなネジに変更してみたいと思います。

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レールの中にある受け側のナットはM5なのでこのネジもM5にします。すいません、M6でした。

(追記9/28)取り付け金具が↓この様な形状のため、ネジの取ってが回転できないことに気付きました。

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↓このような普通の六角ネジに変更しました。

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以上が構想編になります。

まずこの構想通り作れるかが問題で、それに成功して構想通りに作れても今度は

ちゃんとエレキが固定できるかが問題です。なかなか一発で上手くいくことはないと思うので多少の失敗は覚悟していますが、、、

フレーム商品はオーダーカットなので月末の発送になるそうです。

完成まではまだ時間がかかりそうです。早くしないと冬になってまう、、、

Mac book airのUSBで魚探が動くか実験

目次

 

色んな釣りをしていると、

何かしら忘れ物してしまうことが少なくありません。

魚探を使うときにバッテリーを忘れたりすることもあるかもしれません。

しかしそんな時でも、ノートパソコンがもし手元にあれば心配はありません。

ノートパソコンは電源代わりになるからです。

 

冗談はさておき、

ノートパソコンが電源代わりになるのは本当なので、

魚探が動くのか試してみました。

こんな実験、電気を知っている方だったら何も面白くないかもしれませんが、

私だったら、まず見た目で判断してしまいます。

USBで魚探が動きそうか?という見た目です。

そうすると「そんな使い方する人なんていないだろうし動かないだろう」と思うわけです。

去年、いやつい最近までそんなレベルでした。

最近になって釣りをよくするようになって魚探や電動リールを扱うようになり、

少しだけ電気?のことが分かってきました。

といってもまだ小学6年の息子に劣るレベルですが、、、

 

実験開始

用意したノートパソコンは仕事でも使っているMac book air 2020です。

USBの種類は以下のものがあるようでした。

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このノートのUSBはUSB3(Gen2)のようでした。

↓以下のようにUSBをさしてテスター電圧を測ってみました。

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5Vになるはずがなりませんでした。

よく分かりませんが出力側で使われる製品の何かを検出して、それに合わせた電圧になるようなので、テスターで測ってみるだけでは5Vとかにならないっぽいです。

 

私の魚探の電源コード先端は↓このUSB昇圧アダプタが付いてしまっているので、

普通のUSBの差し込み口が必要です。

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5Vの電圧を12Vに昇圧してくれるアダプターです。

 

なのでいつも使っている↓これを介して接続することにします。

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実験結果

そしてどうなるか、、、

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振動子は付けてませんが、本体は表示されました。

途中1回消えてしまったので、仲介しているもののせいかわかりませんが、少し不安定なようです。

USB3(Gen2)は最大15Whなので÷5Vで3A、ここからさらに昇圧ロスを考慮して減退したとしても1Aくらいは出力できるはずなので、振動子ありで消費0.4Aのこの魚探だったら余裕で使えるはずです。

また、このノートのバッテリーは49.9Wh(リチウムポリマーバッテリー)のようなので、もし本気で使ったら8時間くらいは使えるかもしれません。

こんな変な使い方でも電気に不備がなければ使うことも出来るんだな〜と、改めて電気の面白さを少し感じた実験でした。

バッテリーのクイックチャージ(QC)出力で12Vの電動リールや魚探を動かす実験

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実験するまでの経緯

最近のモバイルバッテリーなどには、USB出力が従来のUSBに比べ急速充電できるクイックチャージ規格(QC)というものがあるようです。

私が以前購入して塩害で亡くなったモバイルバッテリーにもありましたし、今所持しているジャンプスターターにもそれらしきものがあります。 

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このジャンプスターターの2つあるUSB出力のうち、青色の方はきっとQC規格なはずです。しかしアマゾンの商品紹介や付属のマニュアルにそのような記載は一切ありません。

 

ジャンプスターター裏側の画像です。

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USB1 Outputの箇所を見ると5V/3A, 9V/2A, 12V/1.5Aとあります。

多分、QC2か3の規格だと思われます。あ、こんな所にWh表記が、、、

 

もしQC2か3だったら、わざわざ昇圧アダプタを使わなくても12Vに昇圧してくれるはずです。

昇圧アダプタは1000円前後で購入できますが、私のは既に軽く錆びてきているので、これも何時お亡くなりになるか分かりません。

1000円だからといってまたリピート買いしたくありません。

それに昇圧アダプタは普通のUSB(オス)より大きいので少しかさばります。

 

ジャンプスターターは元々12Vで出力している端子があるので、魚探もそこにつなげれば何も問題なくつくはずですが、私の魚探は亡くなった5Vのモバイルバッテリーを電源にしていたので昇圧アダプターが付いたままです。

ですのでもし昇圧アダプターが壊れたらEC5のアダプターを購入してジャンプスターターと魚探をつなげるか、今回の実験が成功すればQC出力から電源を取る方法も選べます。

そんな経緯で気になったので実験してみることにしました。

 

 

クイックチャージ(QC)規格の説明

以下は簡単にですが、QC規格の説明です。QC4もあります。

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USBの本来の給電能力に比べて、桁違いの給電能力となっています。中でもQuick Charge3.02.0では固定だった電圧値を、小刻みに変動させることができ、充電に最適な電圧値、電流値を調節して充電できるようになっています。

https://hermitage-netaudio.com/post-7128/

 

実験開始

テスターがあるので動作確認しなくてもテスターで電圧(V)を測ればいいと思いますが、そこまで気が回らなかった?ので12Vの魚探がわりに同じ12Vの電動リールを用意しました。

*魚探の電源コードは現在昇圧アダプターが付いているので動作確認には使えなかったので。

動作確認用の電動リールは、シマノのフォースマスターです。

そして用意したUSBコードは↓これです。

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よく分かりませんがマイナスは剥き出しです。剥き出しの銅線がマイナスなのを確認するためにテスターで電圧を測ってみました。5Vちょっとありました。緑と白の線は無視します。

 

コードを切ると中から4本くらい線が出てきましたが、テスターでプラスとマイナス線の確認できたので、これをジャンプスターターの青色のUSB出力に差し込みます。

そして最後にこのプラスとマイナス線を、電動リールに挿してあるコードのプラスとマイナスの穴に押し込みます。

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すると電動リールの画面が点灯しました。

しかしすぐに消えては点灯の繰り返しです。

電動リールは回転していないのでそんなに電気は食ってないはずですが、、、

それでも電圧か電流が足りてないようです。

*テスターで12V以上あるか電圧を測るべきでした。

この白い古いコードはQCには対応していないはずなので、銅線が細すぎるのかもしれません。このようにコードを自作するならQC3とかに対応したUSBコードを購入する必要がありそうです。

またこのQC USB出力では12Vだと1.5Aしかないので、電動リールだったら微妙なのかもしれません。魚探でしたら私のガーミンは0.4Aなので余裕なはずです。

とにかく今回の実験でクイックチャージ2(QC)は昇圧アダプタなしに12Vにしてくれる事は確認できたので、クイックチャージ2以降を装備したモバイルバッテリーだったら昇圧アダプタなしに12Vの魚探を動かすことができそうです。

*出力できる電流を越える電流を消費する魚探は不可能です。

 

QC規格とは違うものでPD規格というのもあるようです。何か時代の取り残されている気がしているのですが、私のジャンプスターターはTypeCの入力端子があるので、もしかしたらここから出力もできるかもしれないとテスターで測定してみました。

QCと同じ要領で測定しましたが、微弱な電圧しか測定できませんでした。出力はされていないようです。残念。

足漕ぎカヤック2・3回目:千葉県内房(追記9/14)

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初回のカヤックから4週間くらい経過してしまいましたが、

予定通り2回目に行ってきました。

前回のショックが大きかっただけに、一時は本気で引退を考えましたが、

にも関わらず、今回は泊まりで2日間連続カヤックなので3回目もあります。

 

あれだけ体力が保たないと言っておきながら、、、

もちろん2日目で体力が尽きたらゲームオーバーでしたが、

1日目が初回に比べたらだいぶ楽だったせいもあり、

2日目の朝は多少疲れがあるものの、体力的には行けそうな感じだった事と、

せっかく泊まったという事で2日連続で行ってきました。

今回はそんな2日間の記事になります。

 

今回新たに用意したアイテム

新たなアイテムはこの1個だけです。

・DC対応 洗車用高圧スプレーガン

 

同じような商品でケース無しのもありましたが、

ケースが欲しかったのでこれにしました。

中華感がけっこうある商品ですが、届いてすぐに風呂で例のジャンプスターターでテストをして問題なく動くことを確認。

今回2日間で2回、合計30リッターくらい使いましたが問題はなかったです。

肝心の勢いも十分です。肌に当てたら我慢できますが、まーまー痛いくらいです。

勢いの調整もガンのレバーで簡単です。

あと音は多少しますが、外だったらうるさいって程ではありません。

以前使っていた手動のポンプ式加圧シャワーはチョロチョロ勢いがなくて

まともに汚れを落とせなかったので、これに変えて本当に良かったです。

 

 

改善した点

・程近くで水深が深い海に変更

前回の富津市大貫は、1km沖に出ても水深8mとかの遠浅でしたので、移動でけっこう疲れました。

今回行った海は、千葉県富津市金谷安房郡勝山です。

どちらも程近くで水深が10m〜20mと深くなる場所です。

 

・ドーリでカヤックをしっかり固定

これは単に私のミスだったのですが、前回はドーリーの金具に紐を通す方法を間違っていたので、キツく締めることができませんでした。途中で外れたりはなかったのですが

ドーリがだいぶ端っこに移動してしまったのでかなりカヤックが重く感じたのです。

今回1日目はドーリーは使いませんでしたが、

2日目は柔らかい砂浜が30mくらいあり、

この幅のあるタイヤでもだいぶ足を取られましたが、

強引に引っ張ってもドーリが外れたり、大きくずれなかったので

前回に比べればだいぶ楽でした。

 

・飲み物と食料をしっかり用意

前回は無謀にも飲み物すらクーラボックス用に氷らしたペットボトルの氷で喉を潤わしていました。食料も何も用意していなかったので、帰着時の疲労感は想像を絶していました。本当に我ながらアホだと思います。

何かに集中すると、飲食に興味がなくなってしまうので、、、

今回はちゃんと用意しました。

カヤック上での飲食はなかなか気分が良いので、そこはむしろ楽しむべきかもしれません。今度からお菓子も持っていきたいと思います。

 

改善した点はこれくらいです。

 

 

千葉県富津市金谷沖(1日目)

1日目の場所は千葉県富津市金谷です。

予めグーグルマップで見つけておいた良さげな場所に行ってみました。

岩場なので普通だったら断念するような場所ですが、SUPの方を数名を発見。

SUPが出られるならカヤックも行けるだろうという発想で、そこから出ることにしました。

階段はないので、岩の階段を降りることになります。岩場なのでドーリーは使えませんが、そんなに急な斜面ではないので、なんとかカヤックを手持ちで降りられそうです。

距離は30mくらいと短いので、カヤックは前後別々に運んで海際で合体しました。

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カヤックを合体し終わって、残りの荷物を下そうそしているときの画像です。SUPの方が出ていくのが見えます。やはり他の方がいると少し安心しますね。

 

ちなみに合体する際の注意点なのですが、合体箇所に砂や小石が挟まった状態だと

大変危険です。挟まったものが大きければ合体が出来ないので気づくと思いますが、

もしそんなに大きくなくて合体できてしまったら、海に出てから最悪前後がだんだんずれて外れてしまう可能性もあるので、合体するときはご注意ください。

 

準備が整い出航。

磯から出る際、海中にある岩場が見えなくて1回ぶつかってしまいました。

岩場だとこういうケースがあるので、次回からもっと注意したいと思います。

 

↓このアプリで水深を調べてたので当然ですが、1分漕いだくらいで水深10mを突破。

無料だと画面拡大できませんが、だいたいだったら分かります。

これくらいの深度になればアジや魚もいそうです(←素人考え)。

アンカーは深度があるのでまり使いたくありません。

潮の流れはそれなりにあるようですが、波風はほとんどなく穏やかな感じです。

 

深度があるせいか、遊漁船も数隻近くに来ています。

何釣りかよく見てませんでしたが、とにかく魚はいるはずです。

ただ初回の大貫と違い、そんなに沖に出なくても時々他の遊漁船や漁船、プレジャーボートが近くを行き来します。ヒヤっとした事は無かったですが、旗は絶対必要ですし、大貫のときのように昼寝はできないなーと思いました。

その点、このカヤックは目立つオレンジ色で良かったと思います。

もし船が地味な色だったら、派手な色の服や帽子にするのもいいかもしれません。

 

魚探にも何の魚か分かりませんが反応はけっこうありました。

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だいぶ浅いところですが、大きさはそんなにチビじゃないようです。

 

午前9時くらいから午後4時30分くらいまでやりました。

コマセアジ、ルアー、タイラバ、タコエギ。

少し粘ったつもりですが、結局坊主。

かなり良い場所のはずなんですが、、、

 

帰着で接岸するときは、潮位の変化が心配でした。

もし潮がひいて浅くなっていたら、カヤックを引き上げられない可能性もあるので。

しかし少し深くなっているだけで全然大丈夫でした。

岩場で海に入るなら、1日の潮位も見ておいた方が良さげです。

 

そして海から車までカヤック運びです。

少しキツかったですが、疲れたら軽いものを運んだり緩急つけて無事終了。

ただカヤックの前後をばらすときに、岩場でやったので

少し傷がついてしまいました。

出来れば上向きのままバラす方法を知りたいのですが、

車のトランクに敷いてある敷物を持ってくるとか、次回以降は何か工夫したいです。

 

 

船の速度や旋回性能

初回は気持ちにゆとりがありませんでしたが、今回はカヤックの速度などしっかりチェックしてきました。

潮の流れは1km未満の状態で、疲れない速度は4km〜程度です。

ゆっくり漕がないかぎり、4kmを切ることはありません。

少し力を入れれば5km〜になります。

全力疾走状態で6km越え、最高速は7kmくらいです。

私の巡航速度は4.5km〜5.5kmくらいでした。

 

また完全停止状態からの360度回転は約45秒かかりました。

反転だったら25秒くらいです。

 

手漕ぎパドルの速度も測ってみました。

魚探など邪魔なものは外しましたが、足漕ぎほどのびませんでした。

普通に漕いで3km〜。少しがんばっても4〜5kmくらいで、足漕ぎより1km遅い感じです。

慣れればもっとだせるのかもしれませんが、このカヤックの形状だったら

足漕ぎの方が断然楽な気がします。

 

初回は魚探に速度が表示されることすら知らなかったので、速度は3kmくらいかな?と思ってましたが案外でているようです。

購入したハイガーの20lbエレキでは多分、コンスタントに5kmは難しいと思います。

少しエレキ導入が面倒になってきました、、、

それでも購入してしまったので、そのうち一応艤装できたら使ってみる予定です。

 

 

 

千葉県安房郡勝山沖(2日目)

2日目は安房郡勝山です。

コロナで駐車場は閉鎖されていますが、広い砂浜があるのでそこから出ることにしました。

車から海際までの距離は40mくらい。少しあります。

海まで平坦なので、無理せずドーリーを活用しました。

砂地の上は少し移動がしんどかったですが、1回で全て運ぶことができました。

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時間は午前8時くらいだったと思いますが問題なく出航できました。

海は湾なのでそんなに潮の流れは心配していなかったのですが、予想以上に速いです。

カヤックを放置してみると2kmの速度で流されます。

昨日、アンカーを全く使わなかったので、今日は車の中です、、、

 

しかし足漕ぎはやはりいいですね。流されても足で漕いで場所を修正しながら、手では釣りを継続することができます。

深度はこちらもすぐに深くなります。少し沖に出ると水深20m越えです。

しかし、そこまで深くなると小さいリールなので仕掛けの回収がいちいち面倒です。

ここまで深い場所じゃなくてもアジなどはいるはずなので、水深20m未満の場所でうろちょろ移動を繰り返していました。

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勝山でのだいたいの移動経路です。

 

 

カヤックの椅子が壊れる!

壊れるというと少しオーバーですが、椅子の紐の留め具が壊れました。

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黄色の箇所にあった棒が欠損しています。左右のバックル両方ともこの状態になり、

欠損した棒が下に落ちていました。画像は家に帰って撮ったものです。当時は少し焦りました。

後から気づいたのですが、上の紐が欠損した箇所の棒を一周して固定されていたのですが、この細い棒よりも普通にバックル外側(一番左側)を一周した方が強度高くなるんじゃ、、、と思いました。

2つが同時に折れたようで、けっこうな音とともに後ろにのけぞりました。

足漕ぎしている最中だったので、、、

以前の記事で頑丈そうな椅子と絶賛したのに、この結果、、、

 

しかし背もたれがないと足漕ぎに力が入りません。

漕げないことはありませんが、この状態だと足漕ぎがだいぶ疲れるので続行は不可能です。

パドルは使わないと思って車に置いてきましたが、もしパドルがあっても続ける気にはなれません。

 

ここは滑ってしまいそうですが、とりあえず紐を結んでみました。

紐は購入当初長すぎだったので、けっこうギリギリに余った部分を切り落としてしまいました。しかしなんと結ぶことができました。

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祈るような気持ちで背もたれに体重をかけてみました、、、

大丈夫なようです。体重をかけた事で逆に結び目がきつく締まりガッチリしたようです。

ただの応急処置ですが、あまり岸から遠くはないので、もしほどけても岸までは問題なく戻れそうです。

また椅子の底側にも同じバックルが何個か使われているので、応急修理でこれを使うのもありかもしれません(結んだ方が早いと思います)。

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椅子の底側の画像です。バックルは6個もありました。

ただしこのバックルで椅子の深さが決まる?ので、取ってしまったら床にお尻が着いてしまかもしれません。そうなったらお尻が痛くなりそうですね、、、

また数個のバックルで体重を支えている感じなので、一つでも外したら残りでは支えられなくなってまた破損するかもしれません。もし外すなら全部外すか緩めた方が良さそうです。そしてバックルを付け替えるなら海上はかなり難しいです。椅子を外す必要があり、外す時にバランスが悪くなるからです。一度岸に戻って作業した方が安全です。

この椅子はちゃんと修理が必要ですが、バックル?などの部品を買えば簡単に終わると思います。お金もそんなにかからないはずです。しかし今度はもう少し頑丈そうなものにしたいです。

この椅子はいろんなカヤックにも使われているようなので、足漕ぎカヤックでこの椅子を使っている方がいたら部品交換をお勧めします。

手漕ぎカヤックでしたら、そんなに背もたれに負荷はかからないので壊れないと思います。

 

追記(9/14)「椅子の紐を修理」

注文したは25mm用のこれです。

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壊れた箇所の紐の片方は↓この様になっているので、バックルの紐をひっかける棒が外せないと面倒ですが、購入したバックルだったら棒がネジなので簡単に外せます。
出先の応急修理では、椅子の底側にあるバックルを2個だけ持ってきて付け替えることが出来ればと思っていましたが、上側の紐がこのようになっているので無理そうです。

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購入したバックルは紐を通すだけのものなので、反対側の紐は固定するためにアジャスターというものが必要になってきます。幸い壊れたバックルはアジャスターとしては使えるようなので流用したいと思います。

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旧バックル(アジャスター)への紐の通し方はこんな感じです。
完成です。サイズもピッタリです。購入したのはバックル2個のみ。
このバックルは見ての通りつまむだけで外せます。カヤックを何時間も漕いでると無性に腰を伸ばしたくなり、のけぞりたくなりますが、これでそれが出来そうです。

 

 

駐禁取り締まりのパトカーが現れる!

午後になって潮の流れが少し緩くなってきました。

潮の速度は1km未満くらいです。

また南側に戻ってきたところ、何やら岸の方からスピーカーで人の声がします、、、

特にそんな商業施設は何もなかったはずです。

もしや警察??

警察が駐禁に来たら周りの釣り人も動くはずです。

しかし目立った動きはありません。気のせいかな、、、

と思っていたらパトランプが点灯しているのが見えました。どう見てもパトカーです。

何言っているか分かりませんが、駐禁を取り締まりに来たのは間違いないと思います。

間に合うか分かりませんが即戻ることにしました。

 

戻るとパトカーの姿はありませんでした。

しかし私の隣にいた車は既に撤収したようです。

気づかなかっただけで引き上げた人もいたのか?、、、

またパトカーが来る可能性があるので、もうこの場所はダメです。

駐車場が封鎖されていたので皆路駐していたのですが、皆しているからは通用しませんよね、、、すいません。

他に駐められるような場所もないので、もう今日は撤収です。

 

片付けを進めていると、またパトカーが来ました。

まだ周りに路駐している車は何台かいましたが、止まらず何も言いもせず素通りでした。

切符を切る気があるのか分かりませんが、とにかくリスクをおかしてまで釣りを続ける

意味は全くありません。

椅子のバックルも壊れてしまったので、撤収のタイミング的には悪くないかもしれません。

午後になったら波風は強くなってくるはずだったのですが、むしろ穏やかになっていましたが、、、

 

カヤックの分割は傷がつかない砂地でしたかったのですが、

分割するにはカヤックの荷物を全て下ろして、さらに椅子を外して裏返さないといけないので、結局、一式全て車までドーリーで運びました。

今回は砂浜だったのでカヤックはそれなりに砂まみれです。

洗浄も昨日より時間がかかり、水も20リットル程度(昨日の倍くらい)使いました。

そんなこんなで午後2時過ぎにはその場を後にしました。

ちなみにこの日も坊主です。

どこまでカヤック坊主記録が更新されるのやら、、、(泣)

 

連続2日間を終えてみて

何処かで見たのですが、

「おかっぱりで釣れないからといって、海に出たら釣れるとはかぎらない。」

「おかっぱりで釣れない人は海に出ようが釣れない。」

まさにその通りになってしまいました。

しかし毎回坊主が続けば、さすがに挫ける気がします。

どうしたら坊主を脱せるか、、、新たな分厚い壁です。

 

カヤックの方は自信には程遠いですが、続けられる気になってきました。

無謀?にも2日連続でしたが、2日目は予定よりかなり早上がりだったこともあり、

終わってみれば予想以上に疲れはありません。

初回のときは食料が何も無かったので問題外ですが、全てが不慣れで気持ちに余裕が一切なかったので、それがかなり疲労につながったと思います。

今回の調子だったら3日目も行けるかもしれません。

行きませんが、、、

エレキ導入に向けて『検討編』(修正9/13)

目次

 

足漕ぎカヤック初航海にして、

精神的にも肉体的にも大ダメージを受けてしまいました。

あれから半月くらい経ちましてが、

正直、足漕ぎカヤックを続けられるのか?まだ不安な気持ちがあります。

たまにメルカリなどでも数回しか使っていないカヤックやボートが

一式売りに出されているのが少し理解できた気がします。

 

問題なのはとにかく体力です。

もうすぐ50ですから、体力は日に日に少しずつ確実に衰えているはずです。

なので少しでも楽するために

素直に動力を導入することにしました。

 

ちなみに全長333mmを越える船にエレキを付けた場合、

2馬力未満の動力でも船舶登録が必要になってくるようです。

私のカヤックは全長300mm未満なので、そこは大丈夫のようです。

 

ハイガーの20lbエレキモーターにした理由

自分はけっこうズボラなところがあるので、

手間がかからない事はかなり重要なのです。

ガソリンの船外機は横に出来ないので運ぶときはスタンドが必要で面倒そうです。

エレキモーターだったらメンテも楽そうです。

そして購入したのはこれです。

最初は同じくハイガーの55lbモデルか、

TOP.STARの60lbモデルで検討していました。

だいたいこれくらいのポンド(lb)を越えて80lbくらいになると

12Vでは電圧不足なようでほぼ24V仕様になります。

24仕様になると一気に価格も高くなってくるようで、

ものによっては12Vのエレキが余裕で2台買えてしまうくらいです。

なのでコスパ的には55lbあたりが良いのかな〜?と思っていました。

 

ネットの動画を色々見ていると、

だいたいエレキの速度は、55lbのタイプで海上で5km前後でした。

20lbのタイプはさぞかし速度が落ちるのかと思いきや4km前後。

lbの数値は半分以下になっても速度は1km前後落ちる程度なのです。

これには少し驚きました。

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Youtube動画より  https://www.youtube.com/watch?v=-v1h_yB9yd4

【カヤックフィッシング】 新エレキモーター検証 MAKO10 - YouTube

*動画は同じ条件下での比較ではないので正確な比較にはなりませんが、およその目安として参考にしています。

 

 

ハイガーの20lbモデルは重量はわずか2.3kgで定格出力は200Wです。

一方、55lbモデルは8.8kgで600W。

600Whのバッテリーだったら20lbモデルだと3時間稼働させることができ、

時速4kmの場合約12km移動できることになります。

そして55lbモデルの場合、1時間しか稼働できなく移動できる距離は約5kmとなります。

*エレキの連続使用はしないように記載されてます。あくまで計算上の比較です。

 

バス釣り大会とか?でポイントへの移動を競うわけでもなければ、

lbの数値にはそれほど拘らなくていいのでは?と思うようになりました。

もちろん馬力が高ければ、潮や風に逆らって移動する場合はより本来の推進力が得られやすいですし、プロペラのサイズも大きいので移動する力で優位なのは間違いないです。

ハイガーの40lbと20lbを比較してもRPM(1分間の回転数)は同じですが、

プロペラのサイズは直径23cmに対して14cmと差がありました。

しかし私の場合は海釣りなので移動距離が長くなる可能性がありますし、

あまり重いバッテリーは積めないけどバッテリー切れは死活問題です。

↓稼働時間は違いますが重さを比較してみました。

55lbクラス(本体8.8kg/600w)でリチウムバッテリー(100Ah/1200Wh/11kg)だと合計20kgになります(稼働時間は最短で2時間)。

20lbクラス(本体2.3kg/200w)でリチウムバッテリー(60Ah/720Wh/6.5kg)だと合計9kgくらいです(稼働時間は最短で3時間36分)。

価格もエレキ本体は20lbの方が55lbより1万円くらい安価ですし、上記の場合のバッテリーの価格差も1万円以上あるのでトータル2万円程度安く抑えられます。

もうこうなると20lbモデルを選択しない理由が見つからなくなってしまいました。

 

 

エレキモーターに必要なバッテリーを考える

リチウムイオンバッテリーがもっと安価であればあまり悩む事もないと思いますが、

普通にエレキよりバッテリーの方が高い価格になってしまいます。

何か良い電源はないのか?と考えさせられるわけです。

 

しかし選択肢はそれほど多くはありません。

そこで私が素人らしく思い付いたのが

ジャンプスターターです。バッテリーが切れた車のエンジンを動かすやつです。

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電動リールでちょこちょこ使っていたので、

それを流用できないか?と思ったわけです。

(後に大きな勘違いをしたいた事に気づきます。真似をしないように)

 

私のジャンプスターターは容量が22000mAh。

22000mAhってことは22Ahあります。

ピーク電流は2000Aも出力できるようです。

 

ハイガーの20lbモデルだったら必要な電流は16.6A(200Wh÷12V)なので、

このジャンプスターターだったら22Ahあるから1時間程度だったら動かせるんじゃ?と思ったわけです。

リチウムイオンバッテリーだと12V60Ahでも36000円もしますが、

この実質7000円くらいのジャンプスターターを4個購入すれば4時間稼働させることができて価格は28000円。重さも4個でも4.4kg。

しかしネットを調べるとエレキにジャンプスターターを利用しているケースは見つけられません。私と同じような発想で思いつく人はいるのですが、結果的に皆断念しています。雲行きが怪しくなってきました。

 

エレキが届いたら今あるジャンプスターターを使ってみれば即分かると思いますが、

実際は1時間どころか30分も回らないのでは?と気づきました。

理由は22000mAhとありますが、

電圧は12Vではなく3.7Vか3.2V基準だからです。

商品の紹介ではどのジャンプスターターもWhの表記がありません。

なので私は22Ah×12V=電力量は264Whだと勝手に思い込んでました。

264Whあれば20lbモデルは200Whなので1時間以上まわせると思ったのです。

しかし3.7Vか3.2Vだとすると、3.7Vの場合×22Ah=81.4Whしかなく、

20lbモデルだったら25分も回すことはできないはずです。

*この類のバッテリーは全て使い切ると性能がかなり落ちてしまうのでフルに使うこともできません。実質15分程度でしょうか。

Ahを12V基準に置き直すと、22Ahだったのがたった6.78Ah(81.4W÷12V)になります。

さらに2回の昇圧ロス(-15%×2)を考慮した場合、4.89Ah/58.68Whくらいに減退します。そうなると20lbモデルだったら約17分しか回せないことになります。

ですが先日、このジャンプスターターでエレキを回した実験では27分回転させることができたので、バッテリーは3.7Vの直列で構成して12Vにしているのかも?(USBとかは降圧している?)と思いました。容量(Ah)だけは多く見せかけるために3.7V基準で表記している可能性があります。

どちらにせよ昇圧ロスが有る無いに関わらず、回せる時間が短いのに変わりはないので、このジャンプスターターをエレキ用に使うのは無理がありそうです。

 

例えば↓こんな容量67200mAhのポータブル電源があります。

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私のジャンプスターター3個分に相当しつつ価格はこちらの方が少し安価です。

このままではエレキにつなげられないので、仮に中からバッテリーを取り出して使えるようにしたとします。

67.2Ahあれば消費電流が16.6Aの20lbモデルだったら4時間くらい回せる?

と以前の私なら思うわけです。

しかしこの商品はちゃんとWhの記載が240Whとあるので、

200Wh消費する20lbモデルのまわせる時間は1時間ちょいだってことが分かってきます。

このポータブル電源もジャンプスターターと同じように、3.2Vか3.7Vなのです。

実際計算してみると、240Wh÷67Ah=およそ3.5Vとなります。

Ahを12V基準にしてみると、

3.5V/67200mAh→5V/48000mAh→12V/20000mAh/20Ahとなります。

(昇圧ロスを考慮したらさらに減退します)

20Ahで2万円だったら、普通にリチウムイオンバッテリーを買った方が全然安いです。

 

結論としては、やはりジャンプスターターやモバイルバッテリーをはじめ

このような安価なポータブル電源のバッテリーをエレキ用として使うのは難しいと思いました。

 

また電気の容量が低ければ当然使用時間は短くなりますが、バッテリーへの負荷も大きくなるようです。

例えば私のジャンプスターターは12vだと約6Ahしかありませんが、17Aを消費する20lbのエレキでも動かすことができます。多分50Aを消費する55lbでも動かすことができます。しかし消費する電流が多くなれば当然バッテリーへの負荷が大きくなってきます。

理想的放充電は1cみたいです。このcはcレートと言われているようです。

1cであれば、バッテリーへの負荷も小さいので末長く使えるみたいです。6Ahの場合、1cは同じく6Aです。しかし20lbは17Aを消費するので3cに相当します。なので1cに比べればバッテリーへの負荷が大きい状態になります。

ましてや50Aを消費するエレキなどをこのジャンプスタータで動かしたら、8cくらいに相当します。そうなると数分使っただけでも熱を帯びてくる可能性があります。

そのまま使い続ければ、さらに悪い事態が起こり得るかもしれません。

ネットではバッテリーが中から飛び出してくる、なんてコメントもありました。

ですのでそういった意味でも容量の小さいバッテリーを使うのはリスクがありそうです。

 

追記「エレキが届いたので早速ジャンプスターターでテスト」(9/10)

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さすがコンパクトなエレキなだけあって、クーラーボックスの小さい穴にモーターが通りました。水が飛ぶので蓋をした状態で実験開始です。

速度は1と2が選べますが速い2速。10分回転させて10分休憩を繰り返しました。

5分経過時:ジャンプスターターの100%ランプが消灯。エレキの方は100%のまま

16分経過時:ジャンプスターターの75%ランプが消灯。エレキの方は同じく100%のまま

そして20分経過しましたが、ジャンプスターターはまだ残量50%のランプが点灯。

エレキの方は100%が点灯。エレキの残量表示は全くあてにならないですね。

しかしこの時点でジャンプスターターの方の残量表示はまだ50%を切らないので戸惑いました。

また何か勘違いしている可能性が、、、と思い始めましたが、とりあえずはもう少し実験続行。

そしてさらに7分(合計27分)くらい経過したときです。

モーターの音があきらかに少し弱くなったように感じました。

するとエレキの残量表示100%ランプがフッと消灯。すぐさま50%ランプも同じように消灯。急激な電圧低下??

即ジャンプスターターの残量表示を見ました。

数秒前まで残量50%〜が点灯していたのですが、いつのまにかまさかの全部消灯!!!

モーターの回転を止めても、最小の25%〜ランプすらつきません。

止めるとエレキの方はまた100%が点灯。

モータはまだ回りますが回すと同じように消えていきます。

今、ジャンプスターターを充電していますが、また元の良い状態に戻せるかは分かりません(後日満充電ができました)。

実験結果的には、使える時間はほぼ予想通りでした。

ただ電圧低下がなかなか起きず急激に起きたので、

残量が少なくなる前に停止することができず、

ほぼほぼジャンプスターターの電気を全て使い切るという予想外な結末となってしまいました。

もし緊急でこのジャンプスターターを使うにしろ、やはり15〜20分程度がいいリミットだと思いました。

 

 

リチウムイオンバッテリーを自作を試みる?

ネットでリチウムイオンバッテリーを見ていると、

組んでいないバラの状態だったらだいぶ安いようです。

自作はBMSを付けたりとそう簡単にはいかなそうですが、

↓これならもし自作に失敗しても勉強としてなんとか割り切れるかな?と思い

購入してみることにしました。

購入したのは6500mAh/32700/3.2VのLiFePO4の4個セット1625円の3セットです。

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注文の2日後には発送されました。しかし中国から船便なのでいつ届くかまだ分かりません。

 

しかし商品が発送されたばかりだというのに、またしても勘違いをしてしまいました。

勘違いというより単純に学がないだけなのですが、、、

バッテリーを直列でつなげた場合は容量は変わらないという

小学生で習うことを完全に失念していたのです。

試しに小六の息子に「電池2個の直列と1個だけではどちらの豆電球が長く光る?」と。

普通に「同じ」と即答されました、、、

↓図で表すと以下の通りです。

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いくらバラでも12V/78Ahが6000円で買えるわけないですよね、、、

なので今となってはこの商品が届いても処遇に困っています。

エレキに使っても1時間ちょいくらいしか保たないので時間的に容量不足です。

であれば4直列だけのバッテリーを作って、

電動リールやら魚探に使おうか思惑中です。

電動リールは今のところジャンプスターターを使ってますが、

コードがやはり邪魔な時が多々あるので、

4直列1セットを竿に縛り付けるコンパクト型を作るのもありかもしれません。

 

そんなこんなで自作する前からお話にならないようなスタートをきってしまったので、

多少高くても出来物のバッテリーを購入するのが一番良いのでは?と

考えを改めています。

そこで目星を付けたバッテリーは↓コレ。

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Amazonだと37999円なのでAliexpressの方が少し安価ですが届くのにだいぶ時間がかかると思います。

60Aモデルでも良い気がしています。どちらを購入するかはまだ分かりません。

 

今回のエレキの導入計画が成功すれば、海上での移動はかなり楽になるはずです。

*素人考えなので数値等、鵜呑みにしないようご注意ください。

しかもいくら軽いエレキとはいえ、バッテリーとあわせると約10kgの増量になります。

今でさえ海と車の行き来は本当に苦しいのに、

より辛くなるのは間違いありません。ですので

無理して一度で行くよりは小分けにする予定ですが、

果たしてエレキ導入したことで結果的に本当に楽になれるのか??

こればっかりはやってみないと分かりません。

今度エレキで海に出たらまたご報告したいと思います。

まる1日、足漕ぎカヤックに乗ったレビュー

前回の記事はただただ疲れた事ばかり書いてしまったので、

今回は私の分割カヤックの性能について感想をまとめたいと思います。

 

目次

 

防水性能

海から戻った後、カヤックの前側と後側のハッチを開けて

浸水していないか確認しましたが、前側は水滴が少しある程度でした。

あと、独立している足漕ぎカヤックを取り付け部分↓も外して、

排水キャップも外して中を確認してみました。

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左が外す前で、右が外した後の画像です。

 

排水キャップがあるくらいなので、多少は浸水しているかと思いきや、

水滴すらありませんでした。

 全体的にも現時点で浸水は全くないようで、防水性能は問題ないように感じました。

追記(9/13)

2日連続でカヤックを使用したので追記します。

カヤック後方は浸水はほぼゼロです。前方が若干浸水しました。

量にしたら50mℓ程度なので僅かですが、チャポチャポ音がします。

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中央の溝に水が少し貯まってます。カヤック前部は何度か波で水をかぶっていました。左前の穴のある箇所は防水処理されてませんが、そこに水が貯まっていたので、そこから浸水した可能性が高いと思います。この穴は使う予定がないので、今度完全に塞いで様子を見ようと思います。

また独立箇所は浸水ゼロです。ここはいちいち外さなくても

揺らしてみて水の音がしなければ外す必要はないと思います。

 

安定性能

このカヤックは全長が290mm横幅80mmと平均的な大きさですが、

一般的なシットオンカヤックと重ね合わせて比較してみると

↓コノように面積が広いため、比較的安定感があります。

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それでもサイドフロート等を増設したカヤックに比べれば安定性は劣ると思うので、

バランスを大きく崩すような行動は一切しませんでした。

↓この日にした、重心が多少なりとも変化する動きです。

 

・前側ハッチを開けてアンカーを取り出して、さらにアンカーを海に落とす

・アンカーの紐を左舷先端にあるクリートに結ぶ

・足漕ぎペダルを取り付けたり外す

・クーラーやバッカンに荷物を出し入れする

・椅子に座ったまま居眠りする

 

初回で注意もしていたので、ひっくり返りそうになることや

ヒヤッとすることは全く無かったです。

 

 

カヤックの沈み具合(浮力性能)

船に積む荷物の重さがどれくらいなのか、図にまとめてみました。

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重心はほぼ中央な様で、海の上ではほとんど水平な状態でした。

 沈み具合を撮影した画像は今はないのですが、図にすると↓コレくらいでした。

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カヤック前側の側面図です。船底から船上まで短い箇所は15cmくらいしかありません。

 

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カヤックは10cm以上は沈むので、足漕ぎペダルを取り付けている金具は完全に海の中です。

 

このカヤックの最大耐荷重は約200kgと記載されているので、

今回の場合ですとカヤックの自重を除外すると荷物の重さは約20k。

それに自分の体重が加わると100k弱。

排水口からも海水が見え隠れしてましたが、耐荷重値的にはまだ余裕がありそうです。

 

ちなみに重量が軽すぎると安定性が逆に落ちると、

どこかで見かけました。軽い方が移動は速くて楽だと思いますが、

横揺れに対する安定性は、ある程度の積載重量があった方が良いようです。

 

 

前後部の連結強度

先に連結したカヤックの分解方法です。ネットで調べてこの方法を知りました。

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前後はかなり固く連結しているので、力まかせに分割するのはほぼ不可能だと思います。付属のマニュアルにも、分割方法は記載されていません、、、

 

カヤックを上下逆にして、縁石などに乗り上げる形で浮かして、

連結部分に体重をかけます。

またいで座りながらジャンプするか、立ってジャンプする感じです。

この方法であれば、そんなに時間もかからないはずです。

しかし、縁石や地面と接触している箇所にタオルか敷かないと必ず傷が残ります。

 

 このような構造上、海の上では『へ』の字に折れることはあっても

その逆はなさそうです。

上側は2箇所のベルトで連結しているので、これが外れない限り

『へ』の字に折れる可能性はゼロだと思います。

 

実際、最後まで分割箇所がずれたりすることは一切なく、

強固な連結状態をキープしていました。

ただこのベルトの留め具ですが、ベルトがもし抜けようとすれば

引っかかるのだと思いますが、

ギツギツに締まってはいません。遊びがある状態なのです。

『エッ!!』と思うかもしれませんが、

カヤックの前後を連結すると微動だにしない状態になるので、

このベルドで締めてさらに密着させたり、逆に緩めて余裕をもたせるような

ことはできないのです。

あくまでストッパー的なベルトなのです。

 

 

ノット(速度)

正確には測ってないのですが、

今回移動した距離に対してかかった時間で計算すると、

だいたい3〜4kmくらいだったと思います。

ネットで調べると足漕ぎカヤックは最高速は6kmくらいで、

平均4kmとありました。

 

足漕ぎカヤックは楽というイメージが強いようですが、 

このくらいの速度でも自転車で平道を走っているときのように楽ではありません。

傾斜がどれくらいだろ、15〜20°くらい?の坂道を、

ギアのないママチャリで登っているイメージです。

立ち漕ぎしないで座ったままでも登れなくない微妙な坂です。

ただし座ったままだとスピードは遅くなり、太ももだけに負荷がかかります。

立ち漕ぎするとスピードも出て速く登れるけど疲れる、といった感じです。

そこは個人差があるので、体力に自信のある人は気にしなくていいかもしれません。

 

速度や移動できる距離がだいたい分かってくると、移動の計画もたてやすいですよね。

 1日で移動した距離は4kmくらいで、

一気に移動できる距離は1kmくらいな感じでした。

 

 

旋回性能

舵の旋回は左舷にあるレバー操作で簡単にできました。

レバー操作に重みもないので力もいりません。

旋回径の長さは正確には分かりませんが、

だいたい5mくらいの円を描いて反転出来る気がします。

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最大限に舵をきった角度の、後方からの画像です。

 

 

手漕ぎのパドルについて

まず魚探などが手すりに付いていると邪魔でまともに漕ぐことができません。

 

前に普通のシットオンタイプの手漕ぎに乗った時は

すいすいと前に進めたのですが、

これだと思ったように前に進みませんでした。

ネットで調べてみても普通は手漕ぎの方が速いか、

少なくともそんなに遅くはならないはずです。

しかしこのカヤックは流曲線じゃないせいか分かりませんが、

足漕ぎの方が速いかもしれません。

次回、速度を測定できるアプリを使って足漕ぎと手漕ぎを比較してみたいと思います。

 

 

結局どうなの?

全ての項目で高い評価をさせていただきました通り、

この分割カヤックには現時点では非常に満足しています。

しかしこれは全てのカヤックに共通すると思いますが、

大変で疲れるのは、海に出るまでと、海から帰着した後だと思います。

初回の私の場合、行きはまだ体力もありましたが、

いきなり海に出る前からかなり体力を消費してしまいました。

そして1日海に出て残りの体力が僅かな状態で岸に戻ってしまい、

車までカヤック等を運ぶのに本当に苦労しました。

行き来でいかに体力を消費しないようにするか改善できる事があれば改善し、

そして体力をちゃんと温存して岸に戻る。

カヤック自体は申し分ないので、今の私にはそういった事が大きな課題になっています。

 

 

最後に、もし転覆した場合の回復行動です。

↓この動画は非常に参考になるオススメ動画です。

前は転覆しても普通にまた乗れるだろうと思ってましたが、

この動画を観ていなかったら海の藻屑になっていたかもしれません。

もし前の私と同じ考えの人がいたら観てみてください。

転覆したときに海底に物を落とさないようにしとくのも大事ですが、

回復行動の邪魔にならない艤装の付け方も大事そうです。

 

足漕ぎカヤック1回目:初回で引退を考える

時間が空いてしまいましたが、

カヤックで海に出られる準備が整ったので、

今から2週間くらい前に海に行ってきました。

初めは近くの海で少しだけテストと思っていたのですが、

何を思ったのか、いきなり千葉内房の富津沖に出てみることにしました。

 

事前の予報では、風は0.1〜0.3程度で波も同程度。

ただし午後3時くらいになると風が4.5くらいの予報です。

風が4〜になると、アンカーなしだと流されるし、

向かい風だとなかなか進まなくなるので、

出港するかしないかの分岐点になるようです。

風が5〜だったら出港しないか、していてもすぐに帰港した方が良いようです。

↓いつも利用しているサイトです。

 

ですので風が弱い午前中に少し沖に出てみて、

午後は少し岸から近い場所に戻る計画をたててみました。

ただこれはあくまで予報。

状況が悪化したら臨機応変に対応しようと思います。

 

 

そして当日

前の日に大物のカヤックのみ車に積み込んでおきました。

カヤックの前後を別々にしてキャリアで運びました。

これで車と家を2往復。

当日はその他の荷物でプラス2往復して全ての荷物を積み込みました。

(後日談:船を洗う用の水が全く足りなかったので、今後はもう1往復増えそうです)

 

家を7時くらいに出て現地の海についたのは8時過ぎころ。

駐車場はガラガラ(無料)。

ここの駐車場はビーチ用なせいか水道も幾つかあり、綺麗めな公衆トイレもあります。

「ボートなどを洗わないでください」といった張り紙があります。

そりゃそうですよね。

 

駐車場から海までの距離は100m前後。

この海域は船宿で何度か釣りをしていたので、

だいたいの様子は分かってました。

カヤックを海までどう運ぶかなどは決めてなかったので、

まず付近を散歩してみました。そして程よいスロープを発見。

海までのコースも決まったので、荷物を降ろして準備開始。

最初に分割状態のカヤックを合体させて、

荷物は全てカヤックに積み込んで一気に運ぼうと思います。

特に問題もなくスムーズに準備完了。

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30分もかからなかったと思います。

 

しかし予想以上に重い!

カヤックが39k(足漕ぎ4kと椅子2.5kを含めると45.5k)

アンカーが3k

クーラーボックスが4.8k

氷が2k

コマセや餌、釣り道具一式で5kgくらい?

トータルで実に60kはあると思います!!

 

それにドーリーの位置がカヤックの端っこだったせいか

余計に重く感じました。

ドーリーは紐でカヤックに固定しますが、

しっかり締めていなかったせいで外れそうに、、、

しかしなんとか無事海に到着。

ドーリーは購入するか迷ってましたが、

これないと私のような高齢者は絶対無理ですね。

ドーリのタイヤはカヤック前側のハッチに格納し、

フレームはバッカンに入れました。

 

波打ち際は波もほとんどなく、すんなり進水成功。

今ブログを書いていて思い出しましたが、

初航海のときにやる塩とかそういった事まで全く気がまわってませんでした。

遅くてもいいのなら、次回気持ちに余裕があればやりたいです。

 

オールで海底を押して5mくらい岸から離れたら、

足漕ぎペダルを設置。これは簡単です。

そして格納していた舵も下ろします。

これで舵もきくようになります。

そしてペダルをこいでみました。

まーまー進みます。そのときの様子が↓コレ。

 

速度もまーまー出ているのですが、

第一印象としては、思った以上にペダルを漕ぐのに力がいるという事です。

というか、どのくらいの力加減でこげばいいのか分かっていないってのもありますが、

ついつい力みがちで、速度は出ても重く感じました。

長時間漕ぐのであれば、もう少し力を抜いてマラソン感覚でやった方が

良いかもしれないと、今は思っています。

 

最初は予定通り沖を目指してほぼ一気に進みました。

海は前日まで台風が来ていたせいで、小さいゴミが多数浮いていて、

魚探にも多くの点が映っていました。

途中、足漕ぎペダルを1回外してフィンに絡まったゴミを取り除きました。

そして1kmくらい沖に出ました。

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沖から岸を振り返ってみました。この日は午前中は曇りのち雨、午後は晴れで変な天気でした。



こんなに出ても東京湾、水深は10mすらありません。7〜8m程度。

10mくらいの所まで行きたいのですが、かなり疲れてしまいました。

そして暑くならないと思っていたので、飲み物を全く持ってきませんでした。

しかし猛烈に喉が渇いてきました。

せっかくここまで来たのに、岸に戻りたくない、、、

そしてひらめきました。クーラーボックスに入れてたペットボトル(2ℓ)の氷です。

見てみるといい感じに溶けてます。水は水道水なので問題なし。助かりました。

しかし帰りの体力を考えると、これ以上沖には出たくありません。

 

岸からは十分離れているし、こらくらいの範囲で

釣れる場所を探した方が良いと思い、とりあえず釣り開始。

釣りは船宿でもやっていた、アジのコマセ釣りです。

魚探にはチラホラ魚の群れの反応がありますが、何の魚かは分かりません。

すぐに通り過ぎてしまいます。

アンカーを降ろして、気長にやってみましたが、、、

結果、轟沈。

まずコマセが良くなかったと思います。

船宿ではイワシミンチだったのですが、私が用意したのは↓コレ。

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この二つを混ぜて使いました。臭くないし、冷凍しなくていいから扱いが楽なんですよね。

 

多分堤防とかだったらこれでいいと思いますが、

魚探を見ているとコマセがどんな感じがよく分かります。

海底に着底したらもうコマセはほぼカゴからなくなってしまう感じです。

ビシは↓コレを使ってました、、、

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船宿ではいつも40号のアミビシが指定です。



次回は鉄板?なイワシミンチかもう少し大きいアミエビにしてみようと思います、、、

 

潮の流れは北から南向きで、アンカーを降ろしていないとけっこう流されます。

風はほとんどありませんが、潮の流れは少しある感じです。

アンカーの重さは3kだと軽いのかまーまー流されます。

30分もしたら50mくらい流されてました。

海底は砂地です。私のアンカーの形状は↓このように竹の子の形なので、

錨型の方が良いのかもしれません。

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あとガーミン魚探4cvの使い勝手は、GPSがかなりいい感じです。

流されたときも分かりますし、移動時も最短距離が分かるので。

ポイントのマークも簡単でした。

魚もしっかり何度も映ってましたが、しかし全く釣れない、、、

ま、腕が悪いのは、地道に精進するしかないと思います。

 

そして気付いたら昼を過ぎてました。

予報通り少し風が出てきて、波も朝よりは少し高くなってきました。

私も予定通りアジは終了にし、浅瀬に戻ってタコ釣りに切り替えることにしました。

 

浅瀬に戻るときは、ずっとGPSと睨めっこ。

進んでいるはずなのにGPS上だとあまり位置が変わらない、、、

一気に進もうとするのがナンセンスなんですが、、、

 

↑先ほどの動画を観ていただくと分かりますが、

ペダルに足が乗っている位置が少しつま先の方だったので、

思い切ってサンダルを抜いで、足の中央で踏めるようにしてみました。

するとかなり楽に!!最初からこうしてれば良かったです。

さらに膝に手を乗せて膝を押してやると、これも少し楽になりました。

20分くらいで1kmくらい戻ったと思います。

時速にするとだいたい3km。人が歩くくらいのスピードだと思います。

思った以上に遅いと思いましたが、こんなもんでしょうか?

今度もっと正確に測ってみようと思います。

 

そして浅瀬に戻ったのは良いのですが、タコの気配を感じません。

砂浜の延長上なので周りはほとんどが砂地、、、

周りを見渡すと、岸壁がある辺りまでは500mくらい距離があります。

そこら辺はここよりはタコが居る気がしたので移動してみることにしました。

浅瀬なので疲れても最悪すぐに上陸することはできますし、

岸から近いと景色も動いて移動している実感がします。

 

風はさっきまで少し強くなっていたのが逆に弱くなり、

波も穏やかになり晴れてきました。

波風が強くなれば上がろうと思ってましたが、

問題なさげなのでタコ釣り続行です。

タコの仕掛けはいつものエギ+タコベイトです。

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錘は根がかり防止のため、 10cmくらい垂らした先に付けています。 これで何度か釣れているので仕掛けは問題ないはずです。 (船宿の3回のアジタコリレー釣りで計5匹釣っています)

 

移動を繰り返し、のんびりタコを探りましたが結果轟沈。

アジが下手なだけに、タコの方がまだましなのですが、

バラシはもちろん、アタリらしいアタリも皆無。

一応、魚探で海底を探って草がある所や岩らしい場所でやってみたのですが、

なかなかどうして難しいようです。

地道に来て釣れる場所を見つけていくかなさそうです。

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この日1日のおおまかな経路です。

 

時間もいつのまにか3時を過ぎていました。

多分片付けにもかなり時間がかかり、

仮眠でもしたら帰宅は夜になってしまいそうなので、

坊主で戻ることにしました。

 

追記『タコ釣りに関して』

勉強不足でした。タコは共同漁業権に該当する定着性のある生き物なので、

漁業権をもっていない私がやってはいけないようでした。

船宿とかを利用してなら良いみたいです。

さらに追記

千葉県はタコの規制はないようでした。

伊勢海老とかは、体長制限及び

禁止期間が設けられているようです。

 

 

引退が頭をよぎる

海にエントリーした場所に戻ることができましたが、体力は限界。

この歳になって今更極限状態を体験するとは思ってもみませんでした。

ドラクエだったらHP1の瀕死状態です。

とりあえず足漕ぎペダルを外して舵を格納、

そして砂浜にカヤックを押し上げたらしばらく放心状態。

本当に体力の限界だったので体が全く動きませんし動く気がしません。

5分くらいボーっとしてHPが5くらい?回復したと思うので、

先にクーラーボックスとバッカンをスロープの上に運びました。

カヤックに乗せたままスロープを登るのは無理と思ったからです。

そして組んだドーリーにカヤックを乗せてスロープ上までなんとか運ぶことができました。

そこでまたHPが1になったので休憩。

ほとんど体力が回復している実感はないので、横に寝そべりました。

10分くらいしたら、同じようにスロープ下までクーラーボックスとバッカンを先に運んで、そしてドーリでカヤックを運びました。

 

そこからは平坦な道なのですが、

クーラーとバッカンを歩いて運ぶと逆にシンドイと思ったので、

カヤックに全て荷物を乗せて一気に車まで運ぼうと思いました。

しかし敢えなく途中でまたHP1になってしまったので、いったんカヤックを放置。

クーラーだけ先に車まで運びました。

 

わずか100m前後の距離の移動に本当に苦労しました。

やっと車まで全て運びましたが、

ここからさらにカヤックを洗わないといけません。

この極限状態で洗うという作業は絶望感に近いものがありました。

しかしやらなければいけないという強い義務感もあったので

避けて通る選択肢はありません。

しかし用意した水はあっという間に無くなってしまいました、、、

それにシャワーは↓コレだったので水の勢いが貧弱すぎて、

まともに洗い流せませんでした。

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水も無くなってしまったので、スポンジではらうようにゴミや砂を落としました。

それでも多くの砂やゴミが残ってしまいました。

カートップだったらあまり気にしなくても良さそうですが、

車内に積み込むので、、、

 

とりあえず荷物スペースにはシートが敷いてあるので、

だいぶ汚れは付いてますが、もうその状態で積み込むことにしました。

水がないのでもうそうするしかありません。

車にカヤックを積む際は、

カヤックを車に立てかけたりせず、浮かせて持ち上げて積むのでかなり応えました。

行きよりだいぶ雑な積み方になりましたが、なんとか全て積み込み終了。

 

私はマラソン大会で歩いたことはありませんが、

今回は一度ならず何度も「ダメこりゃ限界」と思って諦めて、

歩いたままゴールした感じです。

歳も歳なので体力的にキツイのは当然かもしれませんが、

初回ということで経験値ゼロ状態。多分全てにおいて無駄な動きが多く

余計に疲れたと思います。

なのに水分は確保できましたが昼飯は一才用意していなかったので力もはいりませんでした。

しかし極限状態だとそうなのか、不思議と眠気はほとんどありませんでした。

いつも釣りをして帰る途中はかなりの眠気が襲ってくるのですが、

それよりは圧倒的な疲労感しかなく、ダイレクトに家に帰れてしまいました。

しかし帰路で頭にずっとあったのは、『カヤック引退』でしかありませんでした。

 

今さらですが、何でもしてくれるマリーナの貴重さが分かった気がします。

だからある程度高い金額でも利用する価値があるのですね。

とにかくこの時は本当に引退をほぼ決心していて、

まずはメルカリとジモティに出品してみて売れたら引退しようと思いました。

でも1回しか使ってないので、そんなに安値では売りたくありません。

魚探も含め総額23万円かかっていますが、

売値はジモティで6万円引きの17万円です。

個人的には、かなり安値になってしまっていると思います。

それくらい本気で引退しようと思ってました。

 

2週間程度経過しました。

お気に入り登録は多数ありましたが、

特に問い合わせもなく結局売れなかったので、出品は先日全て削除しました。

やはりカヤックが大きいので、直接受け渡し限定がネックだったと思います。

 

削除したのは、少し気持ちも落ち着いてきたのと、

やはり初回ということで不慣れな事も多かったので、

やり方を変えればだいぶ楽になるのでは?という期待からで

引退は保留となりました。

ここまで自分を追い詰めてしまった事を考えると、

やはり最初は近場でテスト航海した方が良かった気もします。

 

また準備が整って海に出たらアップしたいと思います。

よろしくお願いします。

魚群探知機の振動子をカヤックに取り付ける(追記8/27)

目次

 

 

魚群探知機の振動子(トランスデューサー)取り付けは、

色々な取り付け方法があるだけに、なかなか悩ましい問題だと思います。

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GT20-TM

 

できれば簡単にできて、お金もあまりかからないに越した事ないと思います。

条件としては当然ですが以下の3つが思いつきました。

・運ぶときなど邪魔になればすぐ取り外せること

・釣りで邪魔にならないこと

・船の移動で邪魔にならないこと

 

そして考えた取り付け場所の候補は、以下の3箇所になります。

・船の舷側にポールや強力磁石などで取り付ける

・船底(外側)に取り付ける

・船底(内側)に取り付ける

 

この3箇所でメリットとデメリットを比較して

どこが良いか考えていきたいと思います。

 

船の舷側にポールや強力磁石などで振動子を取り付ける

メリット

・小さい船ではメジャーな取付け方で、ネットにも多く取り付け例がアップされている。

・専用の取り付けキットが多く販売されている

・足漕ぎカヤックでどの程度気泡が発生するか不明だが、舷側に付ければ振動子が気泡をあびる事はない

(追記)全く問題ありませんでした。

デメリット

・ポールタイプの取り付けキットはかさばる(磁石タイプはそんなにかさばらない)

・お金がかかる(ポールなどは高くても5千円程度だが磁石タイプは少し高額)

・釣りの時、ラインが絡む場合がある

・移動時に水の抵抗を受けてしまう。カヤックは人力で遅いので気になる(簡単に折り畳めればOK)

 

 

船底の外側に振動子を取り付ける

私のカヤックの場合、船底に振動子用の場所があります。

この場所にある黒いトレイの上に乗せる方法です。

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図左は船底(外側)にあるトレイ(黒色)に振動子(赤色)乗せた場合で、図右は船底(内側)に取り付けた場合です。

 

メリット

・運搬時、釣り時、航行時、全てにおいて邪魔にならない

・取り外す必要がない

・かさばらない

・お金があまりかからない

デメリット

・足漕ぎカヤックでどの程度気泡が発生するか不明だが、軽微であれ気泡が探知の障害になる可能性がる

(追記)全く問題ありませんでした。

 

 

船底の内側振動子を取り付ける

カヤックの船内側(内側)の底に取り付ける方法も、

メリットデメリットは船底(外側)と同じになります。

付ける場所は中央ハッチの真下辺りが平らなのでここしかありません。

しかし中央ハッチの真下は、ハッチに入れた荷物と干渉する可能性があります。

また配線を船上の魚探とつなげるには新たな穴を開けて通すか、

穴を開けたくなければ、カヤック後端にある旗用の穴を通さなければいけなくなります。しかしそうすると船上での配線が長くなり邪魔になりそうです。

 

3つの取り付け場所を比較した結果、

船底(外側)が良さそうです

 

 

船底(外側)への振動子の取り付け作業

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この黒いトレイに上に振動子をのせて固定します。

取り付け場所が決まったところで、具体的に取り付け方法を考えたいと思います。

まずシリコンシーラントなどで取り付ける方法と、

もうひとつは金具で取り付ける方法です。

 

シリコンシーラントであれば、ただ着けるだけなので非常に簡単です。

しかし一度着けたら外すのはほぼ不可能。

シリコンシーラントを切って外せないこともありませんが、

綺麗な状態に戻すのは不可能だと思います。

またシリコンシーラント内部に空気が混入してしまった場合、

軽微であれ探知の障害になる可能性があります。

 

一方金具であれば、シリコンシーラントのような問題はありません。

しいて言えば、取り付け作業が少し面倒なだけです。

実際金具だったら、どのような感じで取り付けるか考えてみました。

 

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赤色が振動子で青色の部分が金具です。強く振動子を挟むと振動子を壊してしまいそうなので、金具で挟む際はゴムマットなどを間に挟むと良さそうです。なのでゴムマットと金具2本とネジ4個があればいけそうです。

 

 

しかし実はこの記事を書く数日前に先走ってシリコンシーラントで取り付けてしまいました。

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見た目はよろしくありませんが、全く外側からは見えません。

 

魚探はまだ海でテストしてないので、ちゃんと映るか正直不安です。

少し後悔しています。テストが出来たらまた更新したいと思います。

 

追記

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正常に表示されました。

富津の海に出てテストしました。

Traditionalモード、ClearVQモード、Mapモード

海底や魚はもちろん、海底の岩や草のようなものも全て正常に表示されました。

表示されなかったり異物なようなものが映ったりすることもなし。

また、足漕ぎが水中をかくときに発生する小さい気泡?などが映ったり

障害になることもありませんでした。

どうやら気にしすぎだった様です。

 

海水に浸って濡れてもシリコンシーラントなので全く問題なし。

がっちり周囲を取り囲んで付けたので強度もそこそこありあそうです。

見た目はあまり良くないものの、手軽さとしては断トツな気がします。

 

1点気になる点とては、振動子と魚探を結ぶ配線は、

カヤック中央にある排水口を通ってカヤック上に出ているので、

その配線を足で踏んでしまう事が数回ありました。

当然何度も踏んでいると、いつか断線してしまうかもしれません。

ですのでこの箇所には配線モール(カバー)などを付けるか、

遠回りでも踏まないように配線をするといとよいと思います。

 

追記(8/27)「振動子と魚探本体をむすぶコードを短くする」

振動子と魚探本体を結ぶコードが長すぎで邪魔だったので短くしてみました。

このコードは4端子なので、コードの中には4本のコードがあるはずです。

多分それぞれ色が異なるはずですが、もし同じ色だったら区別ができなくて

繋ぐことができなくなってしまいます。

なのでまず外側の厚いゴムだけをカットしてみて、中にある4本のコードの色が

それぞれ違うか確認してみました。

どうやらちゃんと4本色が違うようなので完全にカット。

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左画像:最初の状態で、赤と黒の電源コードはアルミ膜で保護されています。そして白いのがワイヤー線で一番上が剥き出しの線です。一番下にあるのは伸び防止のための糸だと思います。

右画像:アルミ膜を剥がして赤黒のコードを出して、糸も邪魔なのでカットしました。

 

そして同じコード同士をつなげます。

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画像が見づらくてすいません。コードを連結する位置はそれぞれ重ならないように気持ちずらしています。接続箇所はビニールテープで巻きますが、そのビニールテープがもし溶けたり剥がれても使えるようにするためです。

まず仮結びしてからハンダでつなげます。けっこう細かい作業で、隣のコードを溶かしてしまう可能性があるので注意してください。

 

ハンダで繋げたら赤と黒と白の3本を個別にビニールテープで絶縁します。最後に4本全部をまとめてビニールテープで巻いて仕上げます。

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この後、魚探に繋げてテストして問題ないことが確認できました。

魚群探知機の電源をモバイルバッテリーからとる仕様に(追記9/12)

目次

 

モバイルバッテリーへ変更する記事は

ネットでも既に多くあるので代わり映えしませんが、

私も遅ばせながら追随させてください。

 

用意した魚探はガーミンのストライカー4cvで、

振動子はGT20-TMです。

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GT20-TM

 

仕様は以下の通り

■表示画面:4.3型

■ドット数:272×480(QSVGA)

■電源:12V

■消費電力(12v使用時):4.8W

■防水性能:IPX7

■重量:0.3kg

■メニュー:英語表示

 

必要な電圧は12V、

消費電力は4.8Wなので、

消費電力(W)÷12Vでアンペア(A)を算出します。

4.8÷12=0.4となるので

この魚探を動かすのに必要な電流は0.4Aになります。

 

購入したモバイルバッテリーは↓コレです。

仕様は以下の通り

■容量:26800mAh

■出力ポート

・USB C(PD3.0)3.0A

・USB A(QC3)3.0A

・USB A 2.1A

 

出力ポートはQC3のポートを使おうと思います。

このポートは5V/3.0Aですが、電圧が5Vなので

↓このUSB昇圧ケーブルで魚探と同じ12Vに昇圧させる必要があります。

 

USB昇圧ケーブルで5V→12Vに昇圧させるとその分電流が下がってしまいます。

計算式は5÷12なので約42%に電流が下がります。

3.0Aだった電流は1.23Aになりますが、魚探に必要な電流は0.4Aなので充分足りそうです。

 

そして1日の消費電力ですが、

夏場は日の出から日没まで12時間くらいあるので、最長12時間釣りをしたとして、

0.4A×12時間として4.8A、1時間で4.8Wなので12時間で57.6W消費すると想定します。

1Ahは1000mAhなので、必要な容量は4800mAh/57.6Wとなります。

モバイルバッテリーの容量は26800mAhなので充電なしで連日でも大丈夫そうです。

 

あと電流だけでなく容量も昇圧ロスで減退するので、一応それも計算したいと思います。

5Vから12Vに昇圧することで電気をかなりロスするそうで、

1回の昇圧で平均20%前後のロスするようです。

またモバイルバッテリーは元々3.7Vのものを5Vに昇圧しているものが多いようで、

このバッテリーもそうだとすると、3.7V→5V→12Vで結局2回昇圧ロスしている事になります。

その場合、実質容量は26800mAhから21440mA→17152mAhに下がります。

それでも12時間での消費電力が4800mAhですから全く問題はありません。

 

追記

昇圧ロスに対する考えがごっちゃになっていました。すいません。整理すると

3.7Vで26800mAhで99Wだったのが、

5Vへの電圧変換で19832mAhで99Wとなります。

昇圧したのでロスが15%前後発生します。すると16857mAhとなり、

5V×16857mAhで84Wと減退します。

次に5Vから12Vへの電圧変換で7000mAhで84Wとなります。

ここでもロスが15%前後発生し5950mAhとなり、

最終的に12Vのこの魚探に対するモバイルバッテリーの性能は、

12V×5950mAhで71.4Wとなります。

 

実際先日フル充電の状態で7時間程度使用して、

バッテリー残量が25~50%のランプが点灯しました。

7時間だとおよそ2800mAの消費なので、残量は僅か3150mAhくらい。

残量50%を切るか切らないかのラインだったようです。

2日連続はできないことないかもしれませんが、バッテリーの性能を大きく低下させてしまうので止めた方がいいと思います。

 

 

モバイルバッテリー仕様への変更作業

魚探をモバイルバッテリーにつなげられるように作業を進めたいと思います。

届いた昇圧USBケーブルです。

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ケーブルの接続完了

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そしてモバイルバッテリーと接続して魚探の電源を入れてみました。

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成功です。振動子ともつながっている状態です。

QC3の出力ではなく普通のUSB Aポート(2.1A)でも大丈夫でした。

その後も家の中で6時間くらいつけたままにしましたが、消えることはありませんでした。

 

 

ついでに、100均(ダイソー)で購入しておいた保護シートを液晶に貼りました。

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カットに失敗してしまい見た目が良くありませんが、機能的には大丈夫そうです。

 

 

魚探の電源がすぐに落ちてしまう場合

一度画面が表示されてもすぐに消えてしまう場合は、

電流(A)が足りてない可能性が高いと思います。

魚探本体だけなら消えないけど、振動子をつなげたら

消えてしまうというケースも多いようです。

 

魚探単体ですらつかない場合は、全く電流が足りてないと思いますが、

振動子をつなげた後に消えてしまう場合は望みがあります。

 

僅かな望みですが、

もし電流がギリギリ足りなければ、

魚探本体と振動子の消費電力を少なくしてあげれば

消えなくなる可能性があります。

逆算すると5Vで1A(アンペア)以上ある場合は

ダメ元でやってみる価値があると思います。

 

設定は振動子を外した状態でおこない、

設定後に振動子をつなげて消えないか確認してください。

 

消費電力を少なくする方法

・液晶画面の明るさを暗くする

最初は100%の明るさに設定されています。

これを50%にしてみてください。

40%以下はさすがに日中は見えません。

 

設定方法

Settings → System → Display → Backlightで以下の画面になります。

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これは100%表示ですが60%くらいでも見えなくはありません。

 

・振動子の出力を下げる

もうひとつの方法は振動子の出力を下げる方法です。

多分ですが振動子は本体と同じくらいの電力を消費している気がします。

 

設定方法

まずシュミレーションをONにします。

Settings → System→ Simulator → ON

 

シュミレーション(デモ)画面が表示できるようになったので表示させます。

そしてメニューボタンを押す → Frequency → 150kHzに下げます

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あまり深度がなければ、150kHzでも大丈夫だと思います。

 

設定は以上です。設定が終わったら、

振動子を接続して消えないか確認してみてください。

 

もしバッテリーの容量に余裕がなければ、

この方法で消費電力を抑えることもできると思います。

 

追記(8/25)「昇圧ボックスはガバガバ?」

先日、カヤックで海に出ました。

朝9時頃から午後3時ころまでカヤックで浮いてましたが、

6時間程度なので当然消えたりするようなこともなく、

全く問題ありませんでした。

 

気になる点としては、昇圧USBケーブルですが

昇圧している部分のボックスが簡単に開いてしまいました。

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この箇所です。

大きなツメなどもないので、ケーブルの特定方向に負荷がかかると

開いてしまうようです。

ですのでこの箇所はビニールテープでぐるぐる巻きにしておくと

よいと思います。

 

追記(9/12)「モバイルバッテリーがお亡くなりになりました」

前回使ったモバイルバッテリーですが、塩害のせいか反応しなくなってしまいました、、、

見たところUSB差し込み口が少し錆びていました。

多分中にも海水が侵入してしまったかもしれません。

モバイルバッテリーをすっぽり何かのケースや袋に入れないとダメかもしれません。

仕方ないので2回目のカヤックでは、

例のジャンプスターターを使用しました。

これも使う時はゴムカバーをめくるので、海水が入り込む可能性があります。

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ですので↓このように100均で購入したポーチに入れました。

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ですがUSB部分がはみ出ているので、この部分も完全に収まるサイズの方が良さそうです。またチャック部分がただの生地なので、そこからだいぶ海水が侵入しているようでした、、、

改善の必要があります。

釣りカヤックで必要そうなアイテム

カヤックは準備出来ても、すぐに海には出ることはできません。

私も現在進行形で色々と準備をしている最中ですが、

どういったアイテムが必要なのかまとめたいと思います。

 

収納スペースがどれくらいなのかの確認

カヤックプレジャーボートのように船内が広くないので、

当然多くの荷物を積むことはできません。

色々用意していざ積もうなったら積む場所がなかった、、、

なんて事にならないように

まずは収納スペースがどれくらになるのか念のため確認したいと思います。

 

私のカヤックの場合、カヤック自体の収納箇所は

前後・中央のハッチ3箇所です。

基本ハッチから浸水したら大変な事になるので開けっ放しは絶対厳禁。

そして位置的にも前後のハッチは椅子から遠い場所で、

中央ハッチは椅子を最後部にスライドさせないと開閉できない場所にあることから

頻繁に出し入れするような物はしまっておけません。

 

一応各ハッチの収納の広さですが、

前部ハッチには縦横cmのトレイがついていますが、

小物などでなければトレイを外すことで多少大きいものも収納できそうです。

中央ハッチには縦横cmの生地袋がついています。

ここも袋を使わなければそこそこ大きいものが入ります。

後部ハッチにはトレイ等は無く、舵がすぐ下にあって狭いので

前部ハッチで使っているトレイすら付けられる縦幅がありません。

 

取り出しやすさと広さの総合的な比較では、

前部ハッチが一番良さげです。

 

次に道具類を入れられるバッカンやタックルボックスという収納スペースです。

まず置ける場所の候補ですが、

椅子のすぐ後ろは重くなるクーラーボックスの独壇場なので、

残った場所としてはクーラーボックスのさらにすぐ後ろか、

前部ハッチ上の2箇所になります。

後部ハッチ上も、その左右にクリートなどを装着して紐などで固定できるようにすれば

置けなくないと思いますが、

それでも椅子の背とクーラーボックスが邪魔でさすがに取りずらいと思うので、

ここよりは前部ハッチ上の方が良いと思います。

 

もし荷物が多ければこの2箇所を使っても良いと思います。

私は画像のように1つのバッカンに荷物をまとめて、

クーラーボックスのす後ろに置きたいと思います。

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クーラーボックス置き場の左右にあるレールにクリートを装着して、紐でクーラーボックスとバッカンを固定したいと思います。

 

結局荷物置き場としては、

・前側ハッチ

・バッカン

の2箇所でいこうと思います。

 

必要そうなアイテム

荷物を置く場所が決まって収納できる広さもだいたい分かったので、

必要なアイテムをどこに収納するかも想像しながら考えたいと思います。

 

救命胴衣

予算:3000円〜

この記事を書くにあたり調べて分かったのですが、

カヤックは救命胴衣装着の義務がありませんでした。

しかし最も必要なアイテムなので、そこは迷わず購入して装備してください。

義務じゃないので桜マークの有無等も関係ありませんが、

桜マークがあるにこしたことはありませんし、

無くても良いものもあると思います。

個人的には自動膨張式だとピンチじゃなくても水が侵入すると

無条件で膨らんでしまうので、手動膨張式がよいと思っています。

 

クーラーボックス

予算:ピンキリ

大き過ぎるサイズのものは当然カヤックのバランスを悪くするので、

置けるスペースに合ったサイズが良いと思います。

私は以前から持っていた18リットルのものを使う予定です。

 

パドル用リシューコード

予算:1000円〜

パドルを海に落としても、流されないようにするためのものです。

 

旗&ポール

予算:1500円〜

他の船に自船の存在を気づかせるためのものです。

何色でも良いみたいですが、赤色が多いみたいです。

私は↓この生地を購入して自作しました。

 

紐やコード

予算:500円〜

クーラーボックスは蓋を閉めていれば沈まないと思いますが、

ひっくり返った時でも流されないように、

紐等で手すりや椅子と結んでおくとよいと思います。

その他にもロッド・タモ・ロッドホルダー・魚探・

バッカンやタックルボックスなどなど、

落としたり流されて困るようなものは、

紐で結んでおくか固定するのが吉でしょう。

 

以上が絶対的に必要なアイテムです。

そんなに多くはありませんでした。

 

必ずしも必要でないが、あると便利なアイテム

魚群探知機とバッテリー

予算:10,000円〜

広い海で効率良く魚を釣るには必須アイテムと言えます。

電源は電池で稼働する魚探もありますが、

バッテリータイプのものはバッテリーが必要になります。

そんなに大きいバッテリーは不要だと思いますが、

釣り時間に応じた消費電力を調べて、必要な容量のバッテリーを用意してください。

また最近は重い鉛バッテリーのかわりに

モバイルバッテリーにする人も少なくないようです。

かくゆう私もこのモバイルバッテリーに変更しました。

 

キャリアカート(ドーリー)

予算:4,000円〜

私のカヤックは前側が20kg、後側が19kgあり、

重たい上にデカくて持ち運びずらいので

片方ずつ運んだとしても、100mも運んだら間違いなく側頭します。

ドーリーは絶対あった方がいいです。

ちなみに私が購入したものはコレです。

タイヤ耐荷重55kg、フレームはアルミなので重量はタイヤを含め3kgです。

これくらいの重さだったら、車に戻さなくてもカヤックに積めそうです。

収納場所は、タイヤ2個は前部ハッチに入れて、

フレームは入らないので一部飛び出てしまいますがバッカンに格納予定です。

 

ロッドホルダー

予算:3,000円〜

このカヤックには椅子の左右に穴があるので、

そこにロッドを挿しておくことはできますが、

垂直になってしまうので釣りはできません。

またレールの上であれば安価なロッドホルダーを付けることができますが、

そのレールは椅子から離れているので場所的にイマイチです。

カヤックに付いていたロッドホルダーは使いづらいので、このカヤックの場合

できればこのような一般的なロッドホルダーがあると良いと思いました。

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一般的なロッドホルダーを取り付けた様子です。この場所以外にも手すりにも付けられます。

  

クリート

予算:1,000円〜

用途は色々あると思いますが、私はクーラーボックスとバッカンを紐で

固定するために使いたいと思います。

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椅子の横の取り付けた様子。なんとネジのサイズもピッタリ。

  

アンカーとアンカーロープとアンカー用クリート

予算(アンカー):3,000円〜

予算(ロープ):2,000円〜

予算(クリート):1,000円〜

カヤックなだけに波風には流されやすいと思います。

いくら足漕ぎカヤックでもミラージュタイプはバックはできませんし、

同じポイントを維持するのは大変そうです。

ある程度の浅場だったら

アンカーがあればポイントに居座ることができると思います。

アンカーの重さは潮の流れや風の強さにもよりますが、

それほど強くなければ、私くらいのカヤックで3kgくらいで良いようです。

 

アンカーロープの長さは、深場では使わないと思うので

浅場の長さがあればよいと思います。

20mか30mくらいでしょうか。

アンカーとロープの収納場所は前部ハッチにしました。

 

一般的なクリートとは形状が違いますが、

通常のクリートと結ぶときは錨結び等をしないといけませんが、

これだったらひっかけるだけなので私でも簡単です。

私は前側のレールに取り付けました。

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排水ポンプ(ビルジポンプ)

予算:3,000円〜

カヤックの船内に浸水してしまったときに排水するためのものです。

基本的には前後・中央のハッチが閉まっていれば

浸水することはないのですが、持ち込んでいれば安心だと思います。

 

携帯シャワー&ポリタンク

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ダイソーですがこれは400円。折り畳めて、容量は20リットル。

 

予算(シャワー):3,500円〜

予算(タンク):400円〜

帰港後、車に積み込む前にカヤックを洗うためのものです。

下にレジャーシート等を敷いて洗うと良いと思います。

どれくらい徹底して洗うかによりますが、

必要に応じて洗剤やスポンジも。

もちろんコレらは車に積んでおけばOKです。

 

現時点で思いついたアイテムは以上となります。

多分これらのアイテムを揃えれば万全だと思います。

格安でカヤック用の旗を自作(追記8/27)

目次

 

赤色の旗を作ってみることにしました。

共産党の旗じゃありません。カヤック用の旗です。

カヤックなどで使える旗はアマゾンなどでも売っていますが、旗のサイズが小さいのばかりなので程よい大きさの幅40cm、縦35cmのものを自作したいと思います。

 

フラッグは、背景によって目立ちにくくなるため、さまざまなフラッグを用意しておきましょう。 海や川のである青色が背景の場合は、赤・白・オレンジが目立ちます。 また、白いモヤがかかっている場合は、多くのが目立ちますが、白色や黄色は目立ちにくいです。

 

ふむふむ、やはり無難に色は赤色が良さげです。

とりあえず生地は必要なのでアマゾンで物色。で見つけたのがコレ。

撥水生地でUVも処理されているそうです。

 

 

すぐに届きました。

 

たしかに薄いけど、商品説明にあったとおり水には強そうです。試しに水をこぼしてみました。

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さらに指で水をかき回してみました。

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合格。
 

ポールの方はコレ。

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お馴染みのダイソーです。耐荷重3kg。200円ですがコスパ最高です。

 

さて旗の形状ですが、

風がなくてもしっかりと旗が目立たないといけないので、

以下のような形状にして針金を上に通して、

いついかなる時でも旗が張った状態になるようにしたいと思います。 

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針金は以下のものを購入しました。ハンガーの針金でもいける気がします。

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最後に生地をどのように縫うかです。

長くつかいたいので、ほつれないように

3辺とも生地を折り返したいと思います。

針金とポールを通すトンネルも作らないといけなく、

頭の中では整理できないので図にしてみました。

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トンネルの出入り口も生地を折り返したいです。

 

ちなみにミシンで縫うのは私じゃありません。

ワガママな要望だけ伝えて寝て待つことにしました、、、

 

本当に少し寝てしまい、起きたときには出来上がってました。

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早速折り曲げた針金を通してみました。ちなみに先程の針金は少し太いので硬く、手で折り曲げたので苦労しました。ハンガーの針金だったら簡単に折り曲げられそうです。

 

完成した旗をキャップを取ったポール先端に差して完成です。使わないときは、すぐに取り外せます。

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悪くありません(縫った人には言えません)。

多分、強度は充分だと思います。

ただ1点気になるのは、このポールは伸縮タイプですが、立てた状態で放っておくと

ポール上半分が自重で勝手に回転して下がってきてしまいます。

今は旗がポール先端に挿しているので下がりませんが、船の振動や風で旗の針金が回転すると、下がってきてしまう可能性があります。

旗&針金は風を受けたら回転するようにしたいので、固定することは考えてません。

もし恐れている事が起きてしまうようであれば、上下ポールの連結部をテープ等とひと巻きする必要があるかもしれません。

このまま問題なく使える事を期待したいです。

 

追記

初航海に行ってきました。

風も波もそれほど強くなかったせいか、ポールが勝手に縮むことはありませんでした。

あと、ポールは椅子ではなく

専用の箇所に取り付けられるようにしました。

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最初はbeforeの様に、ポールは挿せても船底で受け皿になるようなものが全くないので動いてしまって固定できません。ですのでafterの様に、船底に受け皿を付けました。

 

用意したのは以下のようなパイプの端です。ホームセンタで100〜200円くらいです。あまり細長いと安定感に欠けると思うので、この2個を合体させて太くしました。

そして取り付けは、ボンド感覚でシリコーンシーラントです。見えない箇所なので見た目はあまり気にしてません。

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船底の様子。

今のところ安定感も問題ないようです。

格安でガーミンのストライカー4の遮光フードを自作(追記9/5)

目次

 

ガーミンのストライカー4には

ホンデックスにはあるような日除け(遮光フード)がありません。

 

晴れた日には画面が見にくくて大変だと思うので、

自作で作れないかと思いダイソーを物色していると

良さげな商品がありました。

抗菌まな板シートです。

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まな板なので当然水にも強く、濡れても全然平気です。

シートと言うくらいなのでかなり薄く、

折り目はカッターなどで少しカットしてやれば良さそうです。

 

あとはどうやって魚探に取り付けるかです。

最初は両面テープで取り付けようと思っていました。

しかしそれだと一度貼ってしまうと車で運ぶときや収納するときに

かさばってしまいます。

使う度に貼り直すのも面倒でしかありません。

 

家に一度帰って悩んでいるとひらめきました。

磁石です。

今度は100均セリアで

強力そうな磁石を買ってきました。

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陳列さている状態で商品同士が強い磁力でくっついていたので、 ある程度磁力が強いのは確認済みです。

 

工作開始 

磁石を魚探に付けるのには、両面テープを使いたいと思います。

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ボンドだと剥がすときに跡が残ってしまい

売却時に価値が下がってしまうと思うので。

 

 

次にまな板シートをカットしてみることにしました。

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最初は画像左図のように普通に取り付けようと思っていましたが、 日除け天面の角度は自分の目と魚探画面を結んだ角度(視線)に近いほど日差しをカットして画面が見やすくなるのでは?と思いました。

なので右図のように日除けを少し手前に回転させて、余分な箇所(ピンク色)をカットしました。

  

 

そしてカットしたのがこれです。

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魚探に取り付けてみました。

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ちょっと折り目が甘いですが、あまり強く曲げると折れてしまいそうなので、

これ以上は折らないようにしておきます。

 

磁石が強力なので、日除けを強く引っ張ると

磁石同士がくっつき、日除けだけが取れます。

これだともし強風が吹いたら、磁石を残して日除けだけ飛ばされる可能性があります。

 

日除けに付ける磁石を両面テープかボンドで固定してしまえば問題ないのですが、

そんな強風で釣りはしないので、まずはこの状態で使ってみたいと思います。

 

追記(8/27)先日の初航海で早速磁石2個を海に落としました。

何事なく海岸に戻ってきたのですが、最後の最後で

カヤックを波打ち際に押し上げる際に体がフードにぶつかってしまい、

磁石2個を落としてしまいました。

やはりボンド等で固定した方が良さそうです。

ちなみに瞬間接着剤だとすぐに取れてしまったので、

その他のボンドなどが良さそうです。

 

追記(9/5)補修完了

どんなボンドがいいか分からなかったので、

画像のように磁石がくる位置の上下に幅1mm、長さ1〜1.5cmくらいの切り込みを入れて、ビニールテープで磁石を巻いて固定するようにしました。

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見た目はあまり良くはありませんが、仕上がりは上々です。

分割タイプの足漕ぎカヤックを徹底分析

目次
 

足漕ぎカヤックをサイトで購入する際、

ショップの画像は小さくで細かい箇所の作りなどはよく分かりませんでした。

ネットで画像も検索したりしましたが、

大きく見やすい画像はありませんでした。

 

足漕ぎカヤック購入を検討されている方も

いると思いますので、

参考までに大きめの画像をアップしたいと思います。

 

取扱説明書

最初に取扱説明書の画像です。ちゃんと日本語でした。

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おまけなのか?同梱されていた交換用のフィンとペダルのベルトです。フィンは硬いゴムなので、岩とかに接触してもプロペラのようにすぐに破損することはなさそうです。

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左ページの右下画像の赤色の円は位置が間違ってました。正しくは以下画像の通りです。

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説明書は少し間違いがあったものの画像が多く丁寧に説明されていました。

あとカヤックの色ですが、ネットではイエローを注文したのですが、

届いたのはどうみてもオレンジです。海外と日本では色の捉え方が違うかもしれませんが、ショップのネット画像もどう見ても黄色だったので、今でも腑に落ちません。

私は衝突防止のため遠くからでも目立つ色で良かったのでオレンジでもいいのですが、

黄色じゃないとヤダという方はご注意ください。

 

付属アイテム

付属品は多目的ホルダー・ロッドホルダー・カップホルダーと充実している感じでしたが、使うことになりそうなのは多目的ホルダーしかありませんでした。

ホールドする部分の内径は30mmなので、直径30〜35mmくらい棒に固定することができそうです。このカヤックでは手すり以外に付けられる場所はなさそうです。

多目的ホルダーに早速魚探のベースを取り付けてみました。

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これはカップホルダーです。

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カップホルダーの内径は9cm。船の内側に付けるとペダルと干渉してしまいそうです。しかし外側に着けると、今度はゴム紐で固定しなければペットボトルはすぐに落ちそうです。

スペース的にロッドホルダーと同じ側に付けることはできないので、全て使うなら必然と魚探台座とカップホルダーの組み合わせになります。カップホルダーにドリンクを入れると魚探が見づらいので、カップホルダーを使うなら魚探の後ろになりそうです。

 

そしてロッドホルダーです。

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画像はロッドホルダーを手すりの一番前と後ろに付けた状態です。前後の間隔は18cmしかないため、同じ手すりにカップホルダーや魚探台座を取り付けることはできません。

ロッドホルダーにはゴム紐が付属していますが、ゴム紐で竿を挟んでも画像のようにベイトリールだと下側に返ってしまいます。スピニングリールだったら問題ありません。また画像では竿1本ですが竿3本リール付きで置いた場合、リール同士がぶつかります。そして一番右側は船の手すりと干渉してしまいます。細かい傷がついてしまいそうなので、ロッド&リールは1セットしか置けなさそうです。

パドルやタモも置けなくないと思いますが、パドルは右舷に専用の取付け場所があるので、そちらが良いと思います。タモもここに付けると取りづらいので、椅子の左右にある大きい穴がベストだと思います。

せっかく同梱されていたアイテムなので上手く活用したいという気持ちはあるのですが、ロッドホルダーとカップホルダーは当面使わないことになりそうです。

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ロッドホルダーに関しては、よくあるロッドホルダーを画像のように取り付けると良さそうです。後部は右側がパドルを取り付ける場所なので、取り付け可能な場所は左舷のみです。前部に取り付けても足漕ぎペダルとは干渉しません。

あと、この類のロッドオルダーは落水する可能性もあると思うので、コードで椅子や手すりと結んでおくと良さそうです。

 

カヤック後部の画像

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1:後方ハッチ

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前方・後方ともにハッチの蓋は、簡単には開かないようになっています。ここを開けっ放しで大波を被ったりひっくり返ると内部に浸水してしまう可能性があるので、基本はあまり使わないものを収納した方が良さそうです。もっとも後方ハッチのすぐ下は舵なので、画像のように思ったほど収納スペースはありません。

黄色の円にあるネジは、舵と舵調整レバーを繋いでる紐の中継パーツを取り付けているネジです。

 

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蓋はなかなか頑丈なつくりです。ハッチの周囲はゴムパッキンが施されているので、蓋を閉じれば水が中に浸水することはほぼなさそうです。蓋の作りや大きさは前方ハッチと同じです。

 

後方ハッチの手前にある蓋を開けると、中にあったのは舵調整器?です。

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この位置にハッチがもしあれば収納も広いのですが、舵を調整するにはこの位置じゃないとダメなのだと思います。ここは少し窪んでいますが、水が溜まる前に穴から船底にちゃんと排水されるようになっています。

 

後方ハッチの横にある穴で、内径は15mmくらい。旗などを挿すための穴のようです。

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キャップは簡単に外せます。ポールを挿してみましたが、中に固定するようなパーツはなく動いてしまうのでどうにかする必要があります。ネジは使わない方がいいので、ボンドなどで固定するパーツを取り付けるしかないと思います。

幸いポールは椅子に簡単に固定できそうなので、最初は椅子の方に取り付けようと思います。

 

2:椅子

椅子は見た目は普通ですが、思ったよりしっかり出来ています。椅子の後部に収納ポケット等はありません。

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椅子に旗で使うポールを挿してみました。ポールの下側をシュリンク等で椅子と固定すればほぼ動きません。

また椅子のベルトは、最初は余った部分が長すぎて邪魔になっていたので私は画像のように全て短くカットして、ほつれないようにカットした箇所をライターで炙りました。

 

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椅子の下はわずかですがスペースが無くはありません。高さは5センチくらいです。椅子の左右は7センチくらいの幅でスペースがあります。

 

3:レール

左右のレールにはスライドするネジ受けがそれぞれ4つあります。

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ここも水が溜まらない作りになっています。

 

4:大きい穴

左右の穴の大きさは深さ18cmで内径35mmくらい。中に貫通していないので水が溜まるかもしれません。一応キャップも付いています。

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この2つの穴はタモやロッドを挿すと良さそうです。

 

5:中央ハッチ

中に小物を収納できます。 ハッチを開けるには、椅子を一番後ろにスライドしないと開けられません。椅子の正常な位置はハッチのほぼ真上になるので、簡単に出し入れはできません。 あまり使わない工具や発煙筒などを収納すると良いかもしれません。

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前・後方ハッチと違って平らな底です。平らなので魚探の振動子をここに付けることもできそうです。

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中央ハッチは画像のように収納袋が付いています。あまり大きくはありませんが、簡単に取り外せます。この袋がなければ、工具などは変な場所に入り込んでしまいそうなのでありがたいです。

また蓋はゴムパッキンが施されているので、防水性はそれなりにありそうです。

 

6:レール

レールには椅子を取り付けるためのスライドするネジ受けが、左右それぞれ2つあります。この箇所に水が溜まっても、カヤック前後の接合部に排水されるようです。

 

7:排水口

後部には5箇所の排水口があります。

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椅子の下は見えませんが、全てキャップで塞がった状態です。キャップは引っ張れば簡単に外すことができます。全てのキャップが塞がっていても、前部の足漕ぎ取り付け口や、カヤックの結合分から排水されます。キャップを取り外せばその分排水能力が高くなります。

キャップを取ってもそこから浸水することはありませんが、もし浸水するようだったら荷物の積み過ぎだと思います。

 

8:舵操作レバー

レバーを左右に動かして舵をとります。舵がちゃんときれない場合は、後部ハッチ手前にある黒い蓋を開けて、紐が止められている位置等を確認する必要があると思います。しかし慣れてなければ航行中に確認するのは難しいと思うので、そんなときはパドルで舵をきった方がはやそうです。

 

9:舵を出し入れする紐

この紐をひっぱると舵が格納されます。紐をゆるめると舵が立ちます。

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ひっぱった紐は白色の円の留め具で留めることができます。

中央画像は舵が格納さた状態のもので、右画像は舵が立った状態のものです。

 

10:連結ベルト

スキーのブーツに使われているような硬めのベルトです。スキーのようにガチガチに締める必要はなさそうです。金具で止めたらベルトを引っ張ってみて抜けないか確認すると良さそうです。

 

11:パドル取り付け箇所

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画像のようにパドルを固定します。簡単に取り外しができる上に安定感もあります。一応落水しても回収できるように、リシューコードなどで手すりなどと結んでおきましょう。

パドルは結合部にある3箇所の穴から選んで合体できます。選ぶ穴によってパドルの角度が異なります。風がないような日は、真ん中の穴で良くてパドルの角度は同じになります。向かい風のときは、オールを前に出す時に風の抵抗を受けなくするために、上か下の穴を選ぶと良いようです。

 

12:紐固定具用ネジ

舵と舵操作レバーを結ぶ紐を中継するパーツを固定しているネジです。「なんだこの意味不明なネジ」と思って取ってしまわないよう注意してください。

ちなみにこのカヤックに無駄なネジは1つもありませんでした。

 

 

クーラーボックスへのタッチ

クーラーボックスが置けそうな場所は椅子のすぐ後ろ一択だと思います。そこで実際置いてみて使いづらくないか確認してみました。

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椅子はレールの一番前の位置です。クーラーボックスは以前から持っていたダイワのRX SU 1800X(18リットル)で、偶然にもほぼピッタリで特に固定する必要もなさそうです。

ただクーラーボックスをここに配置すると、中央ハッチの荷物の出し入れがさらに面倒なことになります。もし出し入れするのであれば、クーラーボックスを一旦足元に移動させてから椅子を後方にスライドさせる必要があります。

 

クーラーボックスを椅子のすぐ後ろに置くと椅子の背が邪魔でタッチしずらそうだな〜と思っていたのですが、試してみたところ思ったより簡単にタッチできました。

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魚をクーラーボックスに入れる最中にもし落とすと、高確率でリリースすることになるのでそこは注意が必要そうです。

 

また後部ハッチへのタッチも試みてみました。

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左画像:クーラーボックスがなければ簡単にタッチできると思いますが、やはりクーラーボックスと椅子の背が邪魔でハッチ入り口付近までしか手が届きません。

右画像:今度は椅子を前に倒してから、少し強引に手を伸ばしてみました。なんとか後部ハッチの中まで手が届きました。ちなみに私の身長は178cmです。

 

カヤック前部の画像

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13:穴

後部ハッチの横にある穴と同じ形状です。後部の穴同様に旗などのポールを挿すのに使ったり、配線などを通すのにも使えそうです。

 

14:前部ハッチ

後部ハッチと同じ形状のものです。こちらは舵がないので後部ハッチよりスペースがあり、簡単に取り外せる深さ7cmのトレイも付いています。

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後部ハッチもそうなのですが、ハッチを固定しているネジ14個を増し締めしようとしてもクルクル回転してしまいます。ナットで締めてるようなのですが、そのナットが滑ってるようです。1箇所とかならまだしも全部のネジが永遠に回転してしまうので気になります。解決するか分かりませんが、今度フランジングナットに交換してみようと思います。

 

15:レール

左右のレールにはスライドするネジ受けがそれぞれ4つあります。前部ハッチの上にバッカンなどを置いて、このレールに取り付けたクリートでバッカンを固定するのはアリかもしれません。あとはアンカー用のクリートを付けるのも良さそうです。

このレール部も水が溜まる前に排水されるようになっています。

 

16:足漕ぎペダル

ミラージュタイプの足漕ぎペダル一式です。大きな開口部があり、そこに取り付けます。取り付けは簡単で工具や力も不要。手で簡単に出来ます。

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画像左下の白円の箇所で足漕ぎペダルを固定します。ここの合計4つあるネジから浸水する可能性があるのか、黄色円の箇所に排水口があります。このネジの裏側はスマホでも撮ることができなかったので、どういう状態なのか分かりません。しかしもし浸水したとしてもここの部位は完全に独立しているので船が沈むことは絶対ありませんし、 多少浸水しようが航行にはほとんど影響なさそうです。

この独立部位に浸水した水を排水するには、排水ポンプを使うか、画像上の赤円の4つのネジを外して、排水口のキャップを取って逆さまにする必要があります。

画像右下は独立部位を取り外した状態の画像です。ネジ受けが4箇所ありますが、ネジ受けの裏側は塞がった状態でしたので、このネジ穴から浸水することはないようです。

 

ネジ受けの裏側の画像です。

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前部ハッチからスマホを突っ込んでビデオ撮影してなんとか撮影できました。左画像が赤円ネジの画像で右画像が魚探振動子取り付け部位にあるネジの裏側の画像です。完全に塞がっている状態なので、これらのネジ穴から浸水することはなさそうです。

 

17:アタッチメント用手すり

同梱のロッド・カップ・多目的ホルダーを取り付ける手すりです。各ホルダーについては、当記事の冒頭付近にある「付属アイテム」を参照してみてください。

手すりの直径は3cmあり、市販されている一般的なロッドホルダーを取り付けることもできそうです。ただしその場合、安定感を高めるためにキツくしめると傷が残ってしまうので、ゴムパッドなどをかまして取り付けた方が良さそうです。

 

18:レール

左右のレール内にはスライドするネジ受けがそれぞれ2つあります。足漕ぎペダルを外して手漕ぎにして、ここに置く荷物を固定するためのクリートをレールに装着して使えるかもしれません。それ以外の用途は思いつきませんでした、、、

 

19:排水口&振動子取り付け部位

カヤック前部には排水口が3箇所あります。中央の排水口は船底の魚探振動子取り付け部位とつながっています。この場所に振動子を取り付けた場合、この排水口にコードを通すことになります。

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トレイを固定する3箇所のネジの裏側も完全に塞がっている状態なので、このネジ穴から浸水することはないようです。振動子はトレイの裏側に取り付けたり、排水口を通した棒に取り付けたり、取り付け方は色々ありそうです。

 

20:ベルト留め具

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後方のベルトをこの留め具に挿したら、ベルトが引っこ抜けないか引っ張ってみて確認してみてください。

 

 

足漕ぎフィンの交換

フィンの交換も思った以上に簡単でした。工具も必要ありません。以下はフィンを外す時の手順です。取り付けるときは逆の手順ですすめてください。

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1:金色のネジを緩めます。

2:リングを外します。手で外すのが難しければ、釣り用のラジオペンチやプライヤーを使うと簡単だと思います。

このリングですが少し細過ぎて強度的に不安を感じました。釣具屋で売っているもっと太いものに替えるのも良いかもしれません。

3:ピンを引っこ抜くと、フィンを引き抜いて外すことができます。

 

最後に感想、、、

最後にこのカヤックの造りについてまとめたいと思います。

結局「浸水に対する造りはどうなのか?」という点です。

海水に常に接する場所にあるネジは、

・魚探振動子取り付け箇所にあるトレイを固定する3本のネジ

・足漕ぎペダルを取り付ける金具を固定している4本のネジ

以上の7箇所なります。7箇所全て確認はできてませんが、確認できたネジは全て裏側が完全に塞がった状態でした。

そして舵の部位ですが、ここには舵を取付けているネジ?と舵とつながったワイヤーがあります。

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舵が取り付けられている箇所の船内画像。奥の柱の中にワイヤーが通ってます。中央の柱には、舵を固定するネジ?がささっています。

 

ワイヤーは中が空洞になっている柱の中を通って天面にある留め具とつながっています。そしてネジも柱のある位置にあるので、これらの箇所から浸水することは無いようです。

海水が浸水しそうな場所は以上のみなので、浸水に対する造りは万全なようです。

天面側に関しては、例えばレールを取り付けているネジは、全て同じように塞がっていますが、ハッチのネジのように何も処理されていないネジもあります。

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レールの裏側

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天面も多くのネジが防水処理されています。前後部・中央ハッチのネジはナットとの間にゴムが挟まっているので、完全には塞がってませんがここから浸水することはほとんどなさそうです。

 

さらに防水対策を極めたかったら、コーキング(シーリング)したりすると良いかもしれません。 

 

次に排水能力に関してですが、排水口は前後で8箇所あります。排水口は全て中が空洞の柱になっているので、排水兼カヤックの強度を維持するための柱なのだと思います。家とかの柱と一緒ですね。なので排水口がある場所で立っても凹んだりしません。

排水口以外に排水できる場所は、カヤックの結合部や足漕ぎペダル取付開口部からも排水されるので、排水能力は充分と言えそうです。

以上の事からまだ1回も海に出てませんが、今のところ良い買い物をしたと思っています。

カヤックが手元にあっても、まだ色々道具を準備している最中ですぐには海に出れそうにありません。また出航して無事に帰ってくることができたらブログを更新したいと思います。